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ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
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2023年 11月 16日
藤田榮史郎
詩集 日本語音声楽 ISBN978-4-86488-289-7 C0092 ¥3000E A5上製 248頁 音声表記は時代を映す鏡 日本語と英語の発音から見えてくる世界 スマホを持たないという生き方の愉しみ 本書収録作品より 日永一日 世間話にふける 若者の姿が見当たりませんね ほんとにスケなくなっちまった 伸さんとこの末っ子だって こないだ出てったし 集団下校するランドセルの哄笑が ヒプシロフォドンの咆哮に聞こえたらしく 卒倒した痴呆期 宅配便のダンボールが玄関でドスン ティラノサウルス ではないよね。ないよ。 安堵が急性貧血の引き金となった覚醒期 丹精込めた五葉松の盆栽を 処分してほしいと訴えたのは 痴呆期だったか 覚醒期だったか 身体はすでに物質純正の静謐を湛え 銀化した陰毛が神々しい その肉と骨が 人間界へ復員した 著者紹介 昭和25年(1950)、福井県福井市生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。第一詩集「朝からインドネシヤ」(1978)、第二詩集「今」(1994)がある。本書は第三詩集。 #
by genkishobou
| 2023-11-16 14:51
2023年 11月 16日
![]() 〈ルリユール叢書〉第37回配本 (51冊目) クロード・シモン 芳川泰久=訳 ガリバー 予価:本体価格4,500円+税 予定ページ数:480頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-290-3 C0397 刊行予定:2023年12月下旬 『フランドルへの道』『ファルサロスの戦い』『農耕詩』など、前衛的、実験的小説作品を発表した〈ヌーヴォー・ロマン〉を代表する作家であり、ノーベル文学賞作家のクロード・シモン――シモン独自の書法で紡がれた、第二次大戦末期の、とある日曜日の出来事の〈居場所のなさ〉をめぐる初期の長編小説。本邦初訳。 文学作品は創造され、それでも理解される。というのも、それが言葉にされたものとして、つまり作家の見るものから創造されるからであり、無からの創造ではないからだ。作家は言う。私は何も作り出していない。私は自分の見たものを語る。[…]クロード・シモンは言う。目に見えるものは無限であり、文学は無限である。――より倍率をあげれば、人は常に言うべきことを見つけることができる。人は常にじゅうぶん生きてきたから書けるのだ。それは、存在するもののコピーを意味するだろうか? 存在するものの重複を意味するだろうか? 作家にとっては、自分の語るものは自分が見たものである。――だが見られたものは多形(ポリモルフ)であり、無定形(アモルフ)である。見るとは思考することではない。見たものを書くとはじっさい、見たものを加工することだ。[…]さまざまな見えるもの(すなわちプルーストでいえば、現在と過去)において、あるいは見えるものと人びとに含まれるものにおいて、差異化というか同じ次元の起伏は同じ軸上にあって、同じ本質を分け持っている。というか、それらは相互に「比喩(メタファー)」になっていて、「隔たり」さえ提供している。世界とは見られたものによって、語られたものによって定義されるのではなく、見られないものによって、語られないものによって、正確にいえば、あるものと他のものとの差異によって定義される。この差異によって、作家は作家となるのだ。 ――モーリス・メルロ゠ポンティ 【著者略歴】 クロード・シモン(Claude Simon 1913–2005) 1913年、マダガスカル生まれ。満1歳にならないうちに父を、11歳で母を亡くす。1925年、パリのスタニスラス校の寄宿生となり、バカロレア試験をはさんでイギリスで語学研修。パリで絵画を学ぶ。1936年、バルセロナに滞在しスペイン内戦を観察。全国労働者連合(CNT)と連絡を保ち、武器の購入と輸送に協力。1939年、竜騎兵連隊に召集され、捕虜となるも脱走。1945年、『ペテン師』を出版。『風』以降「新しい小説」を書く。代表作に『フランドルへの道』、『農耕詩』など。1985年、ノーベル文学賞を受賞。 【訳者紹介】 芳川泰久(よしかわ・やすひさ) 1951年、埼玉県生まれ。早稲田大学名誉教授。著書に、『闘う小説家 バルザック』(せりか書房)、『謎とき『失われた時を求めて』』(新潮社)、『『ボヴァリー夫人』をごく私的に読む』、『バルザック×テクスト論 〈あら皮〉から読む『人間喜劇』』(以上、せりか書房)、『村上春樹とフィクショナルなもの――「地下鉄サリン事件」以降のメタファー物語論』(幻戯書房)ほか多数。訳書にクロード・シモン『農耕詩』(白水社)、バルザック『サラジーヌ 他三篇』『ゴプセック・毬打つ猫の店』(以上、岩波文庫)、フローベール『ボヴァリー夫人』(新潮文庫)ほか多数。 #
by genkishobou
| 2023-11-16 09:55
| 新刊情報
2023年 10月 06日
甘里君香第二詩集
卵 権 ISBN978-4-86488-287-3 C0092 A5判変形 定価(本体2,200円+税) 11月下旬刊 居心地の悪さと自分のままでいることの自負。鮮烈な言葉で問うセクシュアリティ ほら俺は男だと 手を取りズボンの股間を触らせる男は 面子すなわち股間を立てるのが女と 信じているようだから 思いっきり面子を膝蹴りのち 大外刈りから背負い投げで 中央通りに這わせたら ようやく 女が人間だと理解するだろうか ……言葉は脳を通過するらしい 【著者略歴】 甘里君香(あまり きみか) 1958年埼玉県川口市に生まれ二歳から東京都中野区に育つ。 三〇代前半に京都市に転居。 種智院大学仏教福祉学科を特待生として卒業のち研究員。 第一詩集『ロンリーアマテラス』(思潮社)ほか著書に『京都スタイル』『イケズな京都』など。 日本ペンクラブ会員。日本エッセイスト・クラブ会員。 #
by genkishobou
| 2023-10-06 13:34
| 新刊情報
2023年 10月 04日
![]() ![]() ![]() ルリユール叢書 50冊刊行 ルイ゠フェルディナン・セリーヌ Louis-Ferdinand Céline 森澤友一朗=訳 戦 争Guerre 予価:本体価格2,500円+税 予定ページ数:272頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-288-0 C0397 刊行予定:2023年11月下旬 20世紀のスキャンダル作家セリーヌの死後60年の時を経て発見され、「21世紀の文学史的事件」と国内外で話題を呼んだ幻の草稿群のひとつ、『戦争』――『夜の果てへの旅』に続いて執筆された未発表作品にして、第一次大戦下の剥き出しの生を錯乱の文体で描き出した自伝的戦争小説が本邦初訳で登場! 本書・セリーヌ『戦争』(Guerre)は、国書刊行会『セリーヌの作品14 戦争・教会 他』(1984)所収の「戦争」(Casse-pipe)とは全く別の作品です。後者は著者の生前にフランスで出版されていた未完の作品ですが、本書『戦争』は、セリーヌが盗まれたと主張していた遺稿群のなかの作品であり、レジスタンスによって保管されていたものが2021年に発見されて大ニュースとなり、翌22年に出版されたものの日本語訳です。 【著者略歴】 ルイ゠フェルディナン・セリーヌ(Louis-Ferdinand Céline 1894–1961) フランスの作家・医師。パリ郊外で医業に携わるなか、俗語・卑語を駆使したデビュー作『夜の果てへの旅』で圧倒的反響を巻き起こした。第二次大戦にあたっては、激越な反ユダヤ主義パンフレットを書き連ねたため、終戦間際にデンマークへ亡命、現地にて逮捕、収監された。大赦を得ての帰国後は、パリ郊外ムードンに居を構え、亡命行を主題とした三部作などでフランス語の構文を破砕する言語実験を推し進めた。死後も現在に至るまで、その文学的達成と反ユダヤ主義言説との関係が国内外で度々スキャンダラスな議論を巻き起こし続けている。 【訳者紹介】 森澤友一朗(もりさわ・ゆういちろう) 1984年、岡山県生まれ。翻訳者。劇団解体社所属、パフォーマー・文芸・制作。東京大学文学部フランス語学フランス文学専攻課程卒。劇団では過去に「セリーヌの世紀」と題して、訳し下ろしたセリーヌのパンフレや小説を題材とした連作を国際プロジェクトとして展開。 ルリユール叢書 既刊は小社ホームページをご覧ください。 ルリユール叢書刊行一覧(刊行順) ![]() ルリユール叢書(国(言語)順) ![]() #
by genkishobou
| 2023-10-04 18:02
| 新刊情報
2023年 09月 12日
![]() 装幀は小沼宏之さん ![]() ルリユール叢書第35回配本 (49冊目) ラーザ・ラザーレヴィチ 栗原成郎=訳 ドイツの歌姫 他五篇 予価:本体価格3,500円+税 予定ページ数:360頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-285-9 C0397 刊行予定:2023年10月下旬 気高い魂は沈黙した。息が詰まりそうになった。もはや涙は出なかった。涙は胸の中を流れて心臓の上に落ちてそこで石になった。 森鷗外『舞姫』を彷彿させる、ドイツ留学したエリート医学生の西欧との出逢い、東欧との疎隔とその葛藤を描く自叙伝的作品『ドイツの歌姫』。古き良き民衆を大らかな共感と深い洞察で活写し、19世紀セルビアのリアリズム文学を確立したラザーレヴィチの中短編六篇を収録。本邦初訳。 【著者略歴】 ラーザ・ラザーレヴィチ(Лаза К. Лазаревић / Laza K. Lazarević 1851–91) セルビアの医師、作家。1851年セルビア北部のサヴァ川沿いの町シャバッツに生まれ、1891年ベオグラード没、享年39。新設間もないベオグラード大学法学部を卒業後、国費留学生としてベルリン大学医学部に留学し、帰国後は医師として働き新興国家セルビアの医学の発達に多大の貢献をした。医療に従事するかたわら中短編小説を書いた。古代的な家父長制大家族共同体の社会構造をもつセルビアの農村を舞台としてそこに生きる人々の生活を温かい目で描写したリアリズム作家として注目された。珠玉の作品9篇は広く愛読されている。 【訳者紹介】栗原成郎(くりはら・しげお)1934年、東京生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。東京大学名誉教授。博士(文学)。専攻はスラヴ文献学・スラヴ言語文化論。 著書に『スラヴ吸血鬼伝説考』(河出書房新社)、『ロシア民俗夜話』(丸善)、『ロシア異界幻想』(岩波書店)など。訳書にアンドリッチ『宰相の象の物語』(松籟社)、『呪われた中庭』(恒文社)、ブルリッチ゠マジュラニッチ『昔々の昔から』、ポゴレーリスキイ『分身』(群像社)など。 ■セルビア文学 既刊 山の花環 小宇宙の光 イェレナ、いない女 他十三篇 #
by genkishobou
| 2023-09-12 14:54
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