「考える」という営為を、小林秀雄を手がかりに考える、新しい試み
中野剛志
考えるヒントで考える
2010年4月下旬刊行
四六上製 208頁 本体予価2500円
ISBN978-4-901998-57-4 C0095
★日本の知性を代表する巨人、小林秀雄。その随想『考えるヒント』は、長く読みつがれているにもかかわらず、文芸批評がこれを捉え切れていないのではないか。
★『考えるヒント』でとりあげられる伊藤仁斎、荻生徂徠、本居宣長、柳田國男、ペリクレス、二宮尊徳、宮本武蔵、国鉄の豊田選手らに、小林は何を見たのか。
★気鋭の若手評論家が、ヒュームやウェーバー、オルテガなどの言葉を援用しながら、小林の知的営為の根幹を社会科学的に照射し、小林が繰り返した「知るとは即ち生きる事である」という言葉の真意を突く。
●著者紹介●中野剛志(なかの たけし)1971年神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業後、現経済産業省に入省。2000年より3年間、英エディンバラ大学大学院に留学(政治思想専攻)。同大学院より優等修士号、博士号取得。イギリス民族学会賞を受賞した気鋭の若手評論家として、2008年の『国力論』(以文社)を皮切りに『経済はナショナリズムで動く』(PHP)、『恐慌の黙示録』(東洋経済新報社)、『自由貿易の罠』(青土社)と立て続けに経済論を展開。