戦時下の図書館 戦火から本を守った人たちがいた
疎開した40万冊の図書
金髙謙二(ドキュメンタリー映画監督)
四六上製 272頁 本体 2400円(予価) ISBN978-4-86488-030-5 C0000
■東京の中心図書館であった、日比谷図書館。古書肆・反町茂雄や館長・中田邦造のもと、44年から、日比谷図書館までもが壊滅した大空襲の45年5月25日直前まで、さらに、日比谷図書館壊滅後も、民間から買い上げた貴重本、及び他館分を含む蔵書、計40万冊が、図書館員と動員された旧制の中学生たちによって、奥多摩と埼玉県志木市に疎開された。全国の図書館の蔵書疎開の記録とともに、本を救った人たちを追った書き下ろしノンフィクション
著者のことば「歴史上例を見ない40万冊の疎開。それらを救った人たち。この史実を一人でも多くの人たちに伝えることは、醜い戦争を繰り返してはならないという恒久平和の願いに通じることである。多くの人たちにこの事実を知ってもらい、次世代に繋がる文化の継承と平和の尊さが伝わることを願わずにはいられない。」
2013年8月9日頃発売!
ドキュメンタリー映画
疎開した40万冊の図書 リニューアル版完成
上映会&トークショー
8月15日
千代田区立日比谷図書文化館
以後、各地で上映会予定