9月下旬に3点の新刊を刊行いたします。
石田 千 作文集
きつねの遠足
まちの風景と自身への、ゆるやかで確かなまなざし。なにげない日常、ひとりで過ごす自在さ、本読みのゆたかな時間を綴るエッセイ
はじめての学芸会は、「てぶくろ」という絵本のきつねの役だった
いつもなにかに手をひかれ、かならずだれかとめぐりあう
◆四六判仮フランス装(やわらか目のハードカバー)
280頁 本体予価2200円
ISBN978-4-86488-031-2 C0095
本書で語られるエポック
◆街の記憶・旅の記憶
・駒場での時間の潰し方
・作家のアシスタント時代の神保町
・本屋だけでない神保町
・夜の神保町でのもどかしい思い
・肉屋の惣菜に八百屋の旬の野菜たち
・踏切脇の夏草/九州の鉄道/海外旅行
◆生い立ちの記憶
・マネキンが恐くてデパートが嫌いだった
・家族での銀座の思い出
・荒れた公立中学から女子高にはいってから
「オリーブ」はバイブルだった
◆カルチュラル・エッセイ
・お気に入りの本(『アルプスの少女ハイジ』
『いじわるばあさん』など)の思い出
・朝日俳壇選評記
・柳家小三治落語会
常盤新平
私の「ニューヨーカー」グラフィティ
「暮しの手帖」やニューヨークの邦人向け週刊誌に寄稿した、洋雑誌「ニューヨーカー」についての文章を収録。初の書籍化。
◆四六上製 256頁 本体2500円(予価) ISBN978-4-86488-033-6 C0095
本文より
「ニューヨーカー」の魅力はいろいろあって、その第一はやはり文章だろう。私は二十代のころから「ニューヨーカー」とつきあってきた。けれども、 読んで面白いとわかってきたのはここ二、三年のことである。活字の力は凄いとあらためて認識した。文章のよさがようやくわかってきたらしい。長い 道のりだったと自分でも呆れている。
この週刊誌を読みはじめて、まもなく五十年になる。その間、私の英語力はちっとも進歩しなかった。
今回だって英語辞書を十八回も引かなければな らなかった。でも、辞書を引くのは厭わない。辞書を引くのが習い性になってしまった。
それにヒマもできて、辞書を引くのがむしろ楽しいくらい だ。辞書を引きながら、ニューヨークに遊んだ遠い昔を思い出したりする。
中原昌也 メルヘン(と言えなくもない)短篇集
こんにちはレモンちゃん
人の世は〈出会い〉と〈別れ〉のスパイラル
コーヒーカップ男と色黒調理師の奇跡的「視線」の邂逅を描く「さよならレモンちゃん」他、
書き下ろし含む7つのメルヘン(?)短篇集
◆四六上製 176頁 本体予価2000円
ISBN978-4-86488-032-9 C0093
収録作
さよならレモンちゃん (書き下ろし)
アイ・アム・ア・ドリーマー (en-taxi)
死者の家にて (文藝)
ひ (文藝)
キリストの出てくる寓話集 (en-taxi)
初出時は無題 (絵本『IQ84以下!』)
今も聞こえる (書き下ろし)
3点とも9月25日頃の刊行予定です。ご予約お受けしています。