明日の友を数えれば
私の「ニューヨーカー」グラフィティ(9月24日より出荷)
に続いて
常盤新平さんの埋もれていたエッセイ発掘第3弾
東京の片隅
を10月に刊行いたします。
■四六上製 256頁 本体2500円(予価)
ISBN978-4-86488 -034-3 C0095
10月24日頃刊行
終の棲み家となった郊外の町、
かつて住んだ川べりの町、
ふと足が向く行きつけの町、
そして愛読書に導かれて思いを馳せる古きよき町……
歩いてこそ見えてくる東京の風景。
おもに晩年の、雑誌・新聞に発表されたままになっていた東京に関するエッセイを精選
オリンピック開催決定で変わろうとする東京。常盤さんが見つけた都会のささやかな良さを記憶しておくために
◆本文より
いろいろな町に住んだが、どの町にもいまもって愛着がある。できることなら、かつて住んだ町でもう一度
暮らしてみたいとも思っている。
自分が住む町の魅力を見つけだす、あるいは知ることが、そこに暮らすことだと思っている。それは喫茶店
であるとか、本屋であるとか、寿司屋、ラーメン屋などである。私はどの町に住んでも、自分の気に入った、そういう店を見つけてきた。
歩いてみるということが、いかに大切であるかをおそまきながら知った。歩けば靴底も減るし、からだも疲れるが、実はからだで町を知ることになる。