児童文学の泰斗が軽妙洒脱につづる、京都発“味な”エッセイ集
読んで食べて歩いてしゃべって… さまざまな“口福”
今江祥智
おいしい街と本と人
■2014年6月下旬刊
四六上製272頁 本体予価2500円
ISBN978-4-86488 -051-0 C0095
◆本文より
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味と人との結びつきには、人の味ということもあり、
味な人ということもあり、味の味ということもある―
(「四季の味」ほか新聞などに発表のおよそ20年のエッセイを精選)
◆目次(予定)より
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第1章 味と人と
ある屋台店/あるお寺/
山下さんのいる店/
消えたビストロ/朝食の話/
特別料理/おいしい男 ほか
第2章 時の旅人
兄貴の薫陶 いまごろになって…/
時空を超える/「お山」の効用/
忠臣楠公から正成さんへ/
古地図の前に立って/
「手塚治虫記念館」/
竹の魔力に思いをはせ ほか
第3章 京に暮して
一日の始まり/のんびり散歩抄/
わたしの小さな夏/
京の庭、今日の庭/
洛中洛外小さな川の旅 ほか
第4章 ぼくのお気に入り
棟梁さん/余技を超えて/
苛ち性/うちの書斎の話 ほか
第5章 本のお蔭で
過去からのまなざし/
古典礼賛「ジャン・クリストフ」/
石井桃子さん!/阪田さん ほか
第6章 自作の周辺
思い出も未練もシャベルで… あのころの絵本のこと、人のこと 私の七〇年代走り書き ほか
今江祥智(いまえ・よしとも) 1932年大阪生まれ。同志社大学英文科卒業。名古屋で教員、東京で編集者を勤めたのち、68年に京都へ移り、多彩な童話・絵本を発表。自らの体験をもとにした『ぼんぼん』や『優しさごっこ』は、特に高い評価を得る。ファンタジーから髷ものまで幅広い創作活動とともに、評論や雑誌「飛ぶ教室」の編集を通して子供の本の世界を広げることに力を尽し、2002年に京都府文化賞功労賞、08年にエクソンモービル児童文化賞を受賞。全集『今江祥智の本』全36巻のほか、多数の著書がある。
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