戦後70年の今年、是非、お読みいただきたい小社の本をリストアップしました。
現在刊行中の
銀河叢書もおすすめですが、既刊書より17点をご紹介します。
全国の心ある書店様でも展開していただいています。
■戦後文学のある断面
●五十鈴川の鴨 竹西寛子
ISBN978-4-901998-78-9 本体2600円
寡黙と忍耐に忍び寄る原爆の影 ※岩波現代文庫版もございますが、是非、クロス装の幻戯書房版でお読みください。在庫僅少となりつつあります。
●夢の栓 青来有一
ISBN978-4-901998-99-4 本体2800円
現代と戦争の記憶が交錯する連作長編
●終末処分 野坂昭如
ISBN978-4-86488-005-3 本体1900円
原子力ムラ黎明期のエリートの苦悩
●四重奏 カルテット 小林信彦
ISBN978-4-86488-000-8 本体2000円
60年代、乱歩とともにした翻訳推理小説誌時代。4つの中編小説集
●銀座並木通り 池波正太郎
ISBN978-4-86488-014-5 本体2200円
戯曲集 戦後すぐの庶民の姿を描く池波時代小説の原点
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連続する問題 山城むつみ
ISBN978-4-86488-018-3 本体3200円
文学者の戦争責任など歴史的に現在を拘束する問題。気鋭の文芸批評。
■戦争の記憶 ノンフィクション作品から
●写真の裏の真実 岸本達也
ISBN978-4-901998-83-3 本体2500円
硫黄島の暗号兵サカイタイぞーの選択
●祖国よ! 福島泰樹
ISBN978-4-901998-47-5 本体2400円
特攻で散った穴沢少尉の恋文と短歌
■気軽に70年を振り返る エッセイ作品から
●歌は季につれ 三田 完
ISBN978-4-86488-015-2 本体2200円
〈昭和の歌〉と季節をめぐり俳句を味わう
●昭和十年生まれのカーテンコール 鴨下信一
ISBN978-4-86488-036-7 本体2500円
戦後失いつつある言葉や風習など
■本の形をとおして
●昨日と明日の間 小尾俊人
ISBN978-4-901998-48-2 本体3600円
みすず書房で数々の名著を送り出した編集者のことば
●昭和の読書 荒川洋治
ISBN978-4-901998-80-2 本体2400円
いまだからこそ見える昭和期の「文学の景色」 。描き下ろし中心のエッセイ集
●疎開した四〇万冊の図書 金髙謙二
ISBN978-4-86488-030-5 本体2400円
戦火から貴重な本を守った、旧都立日比谷図書館を中心とした人たちの記録。
●東京タワーならこう言うぜ 坪内祐三
ISBN978-4-901998-94-9 本体2500円
東京タワーと同い年生まれの著者による本を中心としたエッセイ
■芸術家の戦争と戦後
●絵筆のナショナリズム 柴崎信三
ISBN978-4-901998-76-5 本体2800円
横山大観と藤田嗣治 国策に呑みこまれた二人の巨匠
●ホルトの木の下で 新装版 堀文子
ISBN978-4-901998-42-0 本体2300円
90を超えて活躍する女性日本画家の生涯
●20世紀の巨人 シモン・ゴールドベルク
ISBN978-4-901998-49-9 本体4600円
ユダヤ人ヴァイオリニストの音楽精神と数奇な生涯
順次、幻戯書房公式ツイッター @genki89476596
で紹介してまいります。