読むとは、言葉のあいだに立ちどまって考えることです。
長田 弘自選エッセイ集
本に語らせよ
四六上製 予352頁 本体予価2900円
ISBN978-4-86488 -075-6 C0095 装幀:緒方修一
2015年7月下旬刊行
今年の5月、75歳で逝った詩人の最後のメッセージ
刊行予定を早めての追悼出版
戦争や革命が区切る歴史ではなく、その辺境に身を置き、社会の記憶の抽斗を開け、時代の空気を呼吸する日常の言葉に眼差しを向けつづけた著者。
単行本未収録の随筆を中心に、自身が改稿、構成した最後のメッセージ。
「朝日」「熊日」ほか新聞、雑誌に発表した随筆を自選
●本文より
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じぶんのうちに「詩」を抱いてこの世を見る人を、わたしは「詩の人」とよびたいと考えますが、そうした「詩の人」の「詩」を語るものとは、その人の人生のかたちをなす「史」であり、そして、その人の遺した「死」です。
●著者紹介
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長田弘(おさだ・ひろし)1939年11月10日、福島県福島市生まれ。詩人、随筆家。早稲田大学第一文学部卒業。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。『長田弘全詩集』(みすず書房)刊行直後の15年5月3日、胆管癌のため東京都杉並区の自宅で死去。75歳。
『私の二十世紀書店』、『深呼吸の必要』、『記憶のつくり方』、『森の絵本』(講談社)、『奇跡‐ミラクル‐』、
『最後の詩集』(没後の15年7月予定・みすず書房)など、随筆、評論、児童文学、翻訳など著書多数。