小西良太郎(元・日本レコード大賞審査委員長)
昭和の歌100 君たちが居て僕が居た
四六判ソフトカバー 432頁
本体予価 2600円 ISBN978-4-86488-086-2 C0095
2015年12月25日頃刊
名物芸能記者+音楽プロデューサーの歌謡曲でたどる戦後
高卒の雑用係から音楽担当記者を経てスポーツ新聞社の重役となり、
歌を愛し、歌のつくり手を愛した男の昭和歌謡史。
■本書構成
1
昭和の幕を引く 美空ひばりとの十五年
川の流れのように、悲しい酒、リンゴ追分、愛燦燦 ほか
2
流行歌黄金の七〇年代始まる 阿久悠となかにし礼の時代
ざんげの値打ちもない、また逢う日まで、石狩挽歌、
舟歌、勝手にしやがれ、津軽海峡・冬景色 ほか
3
阿久悠が仮想敵国! 吉岡治、たかたかしらの新宿梁山泊
八月の濡れた砂、天城越え、さざんかの宿 ほか
4
「終戦」を知らない子供たち 僕の歌謡少年時代
かえり船、異国の丘、湯の町エレジー、哀愁列車 ほか
5
東京へ行こうよ東京へ やがて吉田正の時代が来る
リンゴ村から、有楽町で逢いましょう 高校三年生 ほか
6
日本人は哀愁民族だ 船村徹と星野哲郎の時代
東京だョおっ母さん、王将、兄弟船、兄弟仁義 ほか
7
フォーク、GS、8ビート シンガーソングライターの誕生
ブルー・シャトー、バラが咲いた、神田川 ほか
8
百歌繚乱 歌書きたちが仲間だ
圭子の夢は夜ひらく、昭和枯れすヽき、花街の母 ほか
9
そして昭和晩年 僕は「情の海」を泳いだ!
ペッパー警部、つぐない、イミテーション・ゴールド ほか
終章
昭和への献辞 歌手、作詞作曲家の物故者への追悼文
●著者紹介
小西良太郎(こにし・りょうたろう)昭和11年(1936年)、東京は葛飾堀切生まれ、疎開先の茨城県島名村(現つくば市)で育つ。水海道第一高等学校卒。元スポーツニッポン新聞社常務取締役。晩年の美空ひばりに唯一密着した記者であり、八代亜紀「舟唄」「雨の慕情」、坂本冬美「夜桜お七」、五木ひろし「凍て鶴」等のプロデューサーでもある。