山本貴光
文学問題(F+f)+
(ブンガクモンダイ エフプラスエフプラス)
ISBN978-4-86488-135-7 C0095
四六上製
予560頁
予価本体3,600円+税
文学は感情のハッキングである。
誰にも読み解けなかった夏目漱石『文学論』を[現代語訳+解説]で完全読解。文学の定義「F+f」を古今東西の世界文学(『ギルガメシュ叙事詩』『源氏物語』『フィネガンズ・ウェイク』etc.)を読み解く道具として再生。
100年の「文学理論」の再検討、さらには神経文学から文学環境論まで、多様な学術領域と連環(リンク)し「来たるべき文学論」としてヴァージョンアップ。「文学とは何か?」を自己本位で理解するための文学問題集。
●目次
●
第Ⅰ部 漱石の文学論を読む
第一章 『英文学形式論』
第二章 『文学論』
第Ⅱ部 『文学論』で読む世界文学
第Ⅲ部 来たるべき『文学論』へ向けて
第一章 『文学論』以外の漱石の文学論
第二章 この百年の文学理論
第三章 『文学論』再検討
第四章 来たるべき『文学論』
附録1.『文学論』――110年の読解史
附録2. 『文学論』以降の一般文学論の動き
附録3. 文学を考え続けるためのブックガイド
《予約特典》
幻戯書房まで予約お申し込みいただいた方のみ、「山本貴光さんの『文学問題(F+f)+』創作ノート」の小冊子を特別進呈! 新刊『文学問題(F+f)+』と併せて直接お届けいたします(送料は幻戯書房負担)。
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特典小冊子「山本貴光さんの『文学問題(F+f)+』創作ノート」の内容については、著者・山本貴光さんのブログ「作品メモランダム」でも紹介していますのでご覧ください。
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山本貴光(やまもと・たかみつ)
文筆家・ゲーム作家。1971年生まれ。コーエーにてゲーム制作(企画/プログラム)に従事後、2004年よりフリーランス。モブキャストとプロ契約中。代表作のゲームに『That’s QT』『戦国無双』など。著書に『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文体の科学』(新潮社)、『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書)、『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)など。共著に『脳がわかれば心がわかるか――脳科学リテラシー講座』(吉川浩満との共著、大田出版)、『問題がモンダイなのだ』(吉川浩満との共著、ちくまプリマー新書)など。訳書に、サレン/ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』(ソフトバンククリエイティブ)、ジョン・R・サール『Mind――心の哲学』(吉川浩満との共訳、朝日出版社)など。解説執筆に、ピーター・メンデルサンド『本を読むときに何が起きているのか――ことばとビジュアルの間、目と頭の間』(フィルムアート社)がある。「哲学の劇場」主宰。