米山 優
アラン『定義集』講義 2018年11月下旬刊
ISBN978-4-86488-159-3
A5上製 予912頁 本体6,800円
アランを学び、自分で思索を深める人のための哲学講義哲学者アランが、カードに書き遺した264の言葉をめぐる『定義集』。
定義から定義へと思索が飛躍する『定義集』の完全新訳と原稿3000枚におよぶ徹底的な註解のレッスンを通してアラン哲学の面白さ楽しさがせまってくる一冊。
散文を《読んで聴かせる》授業から生まれた正統派の哲学講義。
大ベストセラー『幸福論』より深く本格的な『定義集』の、(おそらく世界でも)最も詳しい註解書の誕生!■本文(「講義を終えて」)より講義というものは散文的ではなく、雄弁的です。生身の身体の現存に大きく与っているのです。実際、…授業中はいわば教師の雄弁に導かれて(乗せられて!)わかった気になるのです。…プロポという短文を代表とするアランの散文と、講義草案とでは…性質の違いがあります。それでも彼の書くもののように読者に(あるいは受講者に)思索を促す文章を曲がりなりにも実現させようとしたのが、本書の元になった講義草案なのです。雄弁から散文への通り道を付けようとしたと言ってもいい。
■著者略歴米山優(よねやま・まさる)
1952年東京生まれ。1982年東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。名古屋大学名誉教授。博士(学術)。著書に、『モナドロジーの美学--ライプニッツ/西田幾多郎/アラン』(名古屋大学出版会、1999)、『情報学の基礎--諸科学を再統合する学としての哲学』(大村書店、2002)、『自分で考える本--情報から創造へ』(NTT出版、2009)、『情報学の展開--情報文化研究への視座』(昭和堂、2011)など。共著に、Internet e le muse(1997、Mimesis, Milano)、Il paesaggio dell’estetica(Trauben、Torino、1997)、Le provocazioni dell’estetica(Trauben、Torino、1999)、Frontiers of Transculturality in Contemporary Aesthetics(Torino、Trauben、2001)、Aesthetics & Chaos(Torino、Trauben、2002)、Philosophes japonais contemporains(Les Presses de l’Université de Montréal、Montréal Canada、2010)、Milieux modernes et reflets japonais(Presses de l’Université Laval、Canada、2015)、Le devenir de l’intériorité(Éditions Le bord de l’eau、Europe、2018)など。訳書に、ライプニッツ『人間知性新論』(みすず書房、1987)、『ライプニッツ著作集 第八巻(前期哲学著作)』(共訳、工作舎、1990)、『ライプニッツ著作集 第九巻(後期哲学著作)』(共訳、工作舎、1989)、ピエール・レヴィ『ヴァーチャルとは何か』(監訳、昭和堂、2006)、ピエール・レヴィ『ポストメディア人類学に向けて--集合的知性』(共訳、水声社、2015)など。