〈ルリユール叢書〉第1回配本
ネルシア 福井 寧=訳
フェリシア、私の愚行録予価:本体価格3600円+税
予定ページ数:496頁
四六変形・ソフト上製
ISBN978-86488-172-2 C0397 ¥3600E
刊行予定:2019年6月下旬
私をこんな馬鹿な女にした神々が悪いのです。
好事家泣かせの遊蕩三昧!! 不道徳の廉で禁書となった、
ほしいままにする少女の、18世紀フランスの
痛快無比な〈反恋愛〉リベルタン小説。本邦初訳。
“僕は全く夢中になってしまった。当時は恋人がほしいとばかり願っていたものだが、もし本当に恋人が自分のものになったとしても、これほどまでに激しい官能を感じることはなかっただろう。”(スタンダール)
“『フェリシア』の作者である魅力的な作家は18世紀が終わるのと同時に亡くなったが、この世紀を誰よりもデリケートで官能的な仕方で表現した。”(アポリネール)
【著者略歴】
ネルシア(Nerciat 1739-1800)
ブルゴーニュ地方ディジョン生まれのフランスの小説家。本作をはじめ、『取り憑かれた肉体』『アフロディテーたち』など猥褻極まりないポルノグラフィ作品を発表した。19世紀の間、不道徳な書物として禁書となっていた著作は、20世紀初頭に詩人アポリネールによって発見された。
【訳者紹介】
福井寧(ふくい・ひさし)
1967年、青森市生まれ。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。東京都立大学人文学部研究家仏文先行博士課程単位取得中退。モンペリエ第3大学でDEA取得。全国通訳案内士(フランス語・英語)。