連城三紀彦 初めての書籍化長篇
虹のような黒ISBN978-4-86488-175-3 C0093 ¥3000E 四六判上製 384頁
2019年8月下旬刊
誰もが彼女を狙っている――。
大学祭の当日、英文学ゼミの研究室で発生した陵辱事件。ばらまかれる怪文書、謎の猥褻画、五転六転する議論の応酬。いったい、あの「密室」で何が起こったのか?
連城三紀彦“最後の未刊長篇”を初書籍化。さらに、連載時(「週刊大衆」2002~2003年。全36回)に
著者が毎回描き下ろした自筆挿画(全72点)を完全収録。本文と連動した挿画による著者ならではの企みに満ちた「仕掛け」にも注目の、ファン必携の愛蔵本。
【目次】
第一章 落ちていく女
第二章 肉体の迷宮
第三章 にがい蜜 甘い血
第四章 光と影の共謀
第五章 黒い空白
解説 千街晶之
【編者略歴】(れんじょう・みきひこ)1948年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1978年、「変調二人羽織」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1981年、「戻り川心中」で日本推理作家協会賞(短編部門)、1984年、『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、1984年『恋文』で直木賞、1989年、「試写室のメロディー」でキネマ旬報読者賞、1996年、『隠れ菊』で柴田錬三郎賞、2014年、日本ミステリー文学大賞特別賞受賞。2013年、死去。没後に刊行された近著に、『小さな異邦人』『処刑までの十章』『女王』『わずか一しずくの血』『悲体』などがある。
●【完売いたしました。お買上ありがとうございました】「特別版」販売のご案内(読者直販限定)今回、タイトルにちなみ、書籍本体に三方小口染(黒)を施した「特別版」と、小口染無しの「通常版」の2種類を制作いたします。「特別版(小口染有り)」(100部限定)ご希望の方は、小社へ直接ご注文ください。
「通常版(小口染無し)」は一般書店でお求めいただけます(どちらも収録内容は同じです)。また、定価も通常版も特別版も同じで、本体価格3000円です。
幻戯書房に直接、e-mailか電話(03-5283-3934)でお申込みください(ご住所、お名前、お電話番号をお知らせください)。その際、「特別版」「通常版」どちらをご希望かお知らせください(両方まとめても可能です)。「特別版」については満数に達ししだい、このブログと小社公式SNS(twitter, facebook)でお知らせいたします。
刊行次第、郵便局で代金をお支払いいただく用紙をお付けして、お送りします。単価3240円(税込・予定)(送料として別途300円、2冊以上のご注文は送料小社負担)です。