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ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
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2020年 06月 17日
![]() ナタリー・サロート 湯原かの子=訳 子供時代 予価:本体価格3,800円+税 予定ページ数:376頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-202-6 C0397 刊行予定:2020年7月下旬 「いいえ、そんなことをしてはいけません……」、この言葉が私に巻きつき、締めつけ、拘束し、私はもがき苦しむ……「いやよ、私はやってやる」……こう叫ぶと、私は解き放たれ、興奮し、歓喜して、腕を差しだし、力いっぱい、ハサミの先を突きさす。絹地は破け、引き裂かれる、私はソファーの背を上から下へ亀裂を入れ、なかから出てくるものを眺める……裂け目からは、何かもこもこした灰色がかったものがあふれ出てくる…… ヌーヴォー・ロマン作家サロートが到達した、 伝記でも回想でもない、まったく新しい「反-自伝小説」。 「私」と「あなた」の対話ではじまる、 ことばとイマージュと記憶の物語。 円熟期の実験作。サロート43年ぶりに邦訳刊行! ◆訳者解題より◆ …こうして内なる声である対話者は、ときには過去の想起を促しつつ反省意識としてはたらきかけ、ときには深層意識の中に埋もれていた形をなさないものを意識の上に浮きあがらせる役割をはたしていく。そしてソクラテスの対話のように自問自答を繰り返すことで、深い自己省察と自己分析が可能になり、意識の下でうち震えているイマージュや感情、忘却の彼方に押しやられていた内奥の感覚や記憶が喚起され、心に浮かぶままに綴られる。つまり、サロートが『子供時代』で試みているのは、トロピスムによる子供時代の思い出の想起、というまったく新しい伝記的作品といってよいだろう。 【著者略歴】ナタリー・サロート(Nathalie Sarraute 1900‐99)フランスの女性作家。モスクワ近くイヴァノヴォの、裕福で教養あるユダヤ人家庭に生まれる。子供時代、離婚した両親のもとを行き来し、パリで再婚した父のもとで育つ。大学で法律や英語などを学び、自身も弁護士として働くかたわら、文学創作に着手する。1939年、『トロピスム』を出版。第二次世界大戦中はユダヤ人として辛い体験をするが、戦後はヌーヴォー・ロマンの旗手として活躍し、人間の心理以前の無意識の作用、言葉になる以前の感情など、微妙な心の動きを探求、表現した。 【訳者紹介】湯原かの子(ゆはら・かのこ) 上智大学仏文科卒、九州大学大学院、上智大学大学院を経て、パリ第4大学博士号取得。評伝作家・翻訳家。著書に『カミーユ・クローデル 極限の愛を生きて』(朝日新聞社)、『ゴーギャン 芸術・楽園・イヴ』(講談社)、『藤田嗣治 パリからの恋文』(新潮社)、訳書にテレーズ・ムールヴァ『その女の名はロジィ ポール・クローデルの情熱と受苦』(原書房)、デルフィーヌ・ド・ヴィガン『デルフィーヌの友情』(水声社)など。 レンジェル・メニヘールト 小谷野敦=訳 颱風 (タイフーン) 予価:本体価格2800円+税 予定ページ数:224頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-201-9 C0397 刊行予定:2020年7月末 すべての国がバスティーユですよ。すべての愛国心の本能、それはもう一つの、人の魂で鍛えられた銃で守られた要塞なんだ。それらを突き崩さなければならない! パリの日本人コロニーを舞台にした〈ジャポニズム・フィクション〉として、 20世紀初頭、欧米各地の劇場を席捲、「黄禍論」の議論を呼んだドラマ。 「台風」現象としてセンセーションを巻き起こした、 ハンガリーの劇作家レンジェルの代表作。 ◆訳者解題より◆ …ハンガリーという、当時ドイツ、オーストリア、ロシヤなどの大国に挟まれた国の人間の立場から、大国の愛国心や膨張主義を批判したのであり、それはむしろ黄禍論を越えた主題であり、だからこそ森律子はこれを観、帝劇でも上演されたのである。 […]日本人の愛国心はむろん誇張して描かれているが、日露戦争後の日本人の、西洋さえ叩き潰すほどの勢いをもち、夏目漱石が『三四郎』で、広田先生に、こんなことをしていたら日本は亡びるね、と言わせ、そして事実そのような道を進んだことを思えば、単なる黄禍論劇や、「人種劇」とのみ見るべきではあるまい。 【著者略歴】 レンジェル・メニヘールト(Lengyel Menyhért 1880–1974) ハンガリーの劇作家。本作「颱風」が世界的なヒットとなる。またハンガリーのバルトークが曲をつけたパントマイム「中国の不思議な役人」も代表作である。ナチスを逃れて米国に渡り、ハンガリー出身のエルンスト・ルビッチなどと映画の仕事をした。戦後はイタリアに渡り、ローマ賞を受賞した。 【訳者紹介】 小谷野敦(こやの・あつし) 1962年、茨城県生まれ。東京大学文学部英文科卒。同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。作家・比較文学者。2002年に『聖母のいない国』でサントリー学芸賞受賞。著書に、『谷崎潤一郎伝』『川端康成伝』(以上、中央公論新社)、『馬琴綺伝』(河出書房新社)、『江藤淳と大江健三郎』(筑摩書房)、『東十条の女』(幻戯書房)、『とちおとめのババロア』『弁慶役者 七代目幸四郎』(以上、青土社)、『歌舞伎に女優がいた時代』(中公新書ラクレ)ほか多数。
by genkishobou
| 2020-06-17 14:18
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