小社では現在、バンガード社創業者ジョン・C・ボーグル自伝『航路を守れ(仮題。原題Stay the Course : The Story of Vanguard and the Index Revolution)』の日本語訳版刊行を準備中です。
本書は、2019年1月に死去した著者ボーグルの、最後の著書(2018年12月刊)にして主著です。
1976年、「アルファベットと自動車以来の発明」ともいわれる金融の仕組み「インデックスファンド」を初めて発明し、「20世紀の米金融界における最大の貢献者」「ウォール街の良心」と呼ばれ、熱狂的な愛好者によるイベント「ボーグルヘッド」も開かれるなど、すでに伝説的な人物である著者の、パーソナルな思想と歴史をたどる一冊。日米の金融環境の違い、また日本でも今後重要性を増すと思われる金融教育における「倫理」について第一級の基本図書としてお読みいただきたく、刊行を目指しています。
以下はすべて予定です。正式に決まり次第、情報を改めて掲載いたします。
著者名:ジョン・C・ボーグル
書名:航路を守れ バンガード社とインデックス革命の物語(仮題)
序文:バートン・マルキール(『ウォール街のランダム・ウォーカー』著者)
訳者:石塚順子
造本:四六判上製
予頁:480頁
予価:2800円(税抜)
刊行時期:2020年12月頃
【著者略歴】
John C. Bogle 1929年ニュージャージー州生れ。プリンストン大卒業後、その後の発明につながる経済学の論考でウォルター・L・モーガンに注目されウェリントン・ファンドに採用。その後1976年、バンガード社設立。