書籍のお求めはお近くの書店または、オンライン書店で購入できます。
ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
最新のコメント
以前の記事
2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2006年 11月 2006年 09月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 03月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 05月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2020年 09月 15日
![]() ■山の花環 小宇宙の光 予価:本体価格6,500円+税 予定ページ数:604頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-208-8 C0398 刊行予定:2020年10月下旬 低き丘でも高みに立たば、 下の者より見ゆるは道理、 われもみなより多く見ゆべし―― 幸せにして、また不幸なり。 イスラム教改宗者の討伐という歴史的事件を材に、民衆の「哀しき人間の運命」を綴った、セルビア「第二の聖書」と目される一大詩篇『山の花環』。宇宙創造、人間の堕落と魂の救済を詠う『小宇宙の光』。セルビア文学の金字塔となった、ニェゴシュを代表する二大叙事詩。 ■訳者解題より■ ……ニェゴシュの文学は、吟遊詩人の伝える伝承の「コソボ史観」に尽きるものではない。ニェゴシュの詩人としての偉大さは、そうした民族叙事詩の世界を乗り越えて、「哀しき人間(ひと)の運命(さだめ)」を追求したことにある。『小宇宙の光』では、その主題が形而上的なレベルで扱われているが、そこに現実世界で主教、君主、そして人間として苦悩するニェゴシュの魂を読むことができる。『山の花環』の登場人物たちはかなり理念化されているが、ダニロ主教の悩みや恐れは、ニェゴシュの心の深奥を映し出している。 ■著者略歴■ ペタル二世ペトロビッチ゠ニェゴシュ(Petar II Petrović-Njegoš 1813–51) 1813年モンテネグロのニェグシ村生まれ、1851年ツェティニェ歿。俗名ラーデ・トーモフ。1830年モンテネグロの統治者に即位。1833年セルビア正教会主教に聖別、ペタル二世ペトロビッチを名乗る。モンテネグロの近代化とトルコからの解放に努めるとともに、詩作品を発表、セルビア文学史上、最大の詩人といわれる。叙事詩三部作『小宇宙の光』(1845)、『山の花環』(1847)、『偽帝小シチェパン』(1851)のほか、叙事詩集『セルビアの鏡』(1846)、詩集『ツェティニェの隠者』(1834)など。 イボ・アンドリッチ 田中一生・山崎洋・山崎佳代子=訳 ■イェレナ、いない女 他十三篇 予価:本体価格4,500円+税 予定ページ数:456頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-209-5 C0397 刊行予定:2020年10月下旬 目にするものはすべて詩であり、手に触れるものはすべて痛みである。 不正義、不条理に満ちた世界で人びとはいかに生きるか。 歴史に翻弄される民族を見つめ、人類の希望を「橋」の 詩学として語り続けたノーベル文学賞作家アンドリッチ── 「橋」、短編小説八篇、散文詩『エクス・ポント(黒海より)』 と「不安」、エッセイ三篇を収録した精選作品集。 ■訳者解題より■ 歴史の不条理を、若きアンドリッチは身をもって体験した。第一次大戦中の思想犯としての獄中生活は、戦争という外的世界を凝視させると同時に、「幽閉された者」の精神的な内的世界へと作家を招き入れる。歴史と魂の問題は、作家の生涯を通じて、詩学を支える二本の柱となった。この詩学の魅力は、新現実主義と形而上主義の両面を持ちあわせ、見える世界と見えない世界を結び合わせる力にある。集団と自我、天と地、魂と肉体、異なる二つのものを引き裂くもの、繫ぎ合わせるものに、作家は光をあてる。アンドリッチの問いかけは、人はどう生きるべきかではなく、人々はどう生きるかという人類的な問題である。 ■著者略歴■ イボ・アンドリッチ(Ivo Andrić 1892–1975) ユーゴスラビアの詩人、小説家、評論家。1892年ボスニアのトラブニック生まれ、1975年ベオグラード歿。第一次大戦終了からナチス・ドイツによるユーゴスラビア占領まで、外交官として活動しながら作家活動に従事。第二次大戦後、占領下のベオグラードで執筆した『ドリナの橋』など長編三部作を発表し、叙事的壮大さと抒情性をあわせもったユーゴスラビア最大の作家としての地位を確立。1962年、ノーベル文学賞受賞。 【訳者紹介】 田中一生(たなか・かずお) 1935年、北海道生まれ、2007年東京歿。早稲田大学露文科を卒業後、ベオグラード大学に留学、ビザンチン美術およびユーゴスラビア文学を研究(1962‐67)。訳書に、ウィンテルハルテル『チトー伝』(徳間書店)、クレキッチ『中世都市ドゥブロヴニク』(彩流社)、アンドリッチ『ゴヤとの対話』『サラエボの女』(恒文社)、シュチェパノビッチ『土に還る』(恒文社)、カラジッチ『ユーゴスラビアの民話Ⅰ』(共訳、恒文社)など。 山崎洋(やまさき・ひろし)1941年、東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1963年よりベオグラード大学留学、1970年、同法学部修士課程修了。訳書にカルデリ『自主管理と民主主義』(大月書店)、コーラッチ『自主管理の政治経済学』(日本評論社)、カラジッチ『ユーゴスラビアの民話Ⅱセルビア英雄譚』(共訳、恒文社)、ミハイロヴィッチ『南瓜の花が咲いたとき』(未知谷)、ヴケリッチ『ブランコ・ヴケリッチ 日本からの手紙』(未知谷)など。 山崎佳代子(やまさき・かよこ) 1956年、静岡生まれ。北海道大学露文科卒業後、1979年サラエボ大学文学部留学を経て、1981年よりベオグラード在住。ベオグラード大学文学部で博士号取得(『日本アヴァンギャルド詩 セルビア文学と比較して』)。現在、ベオグラード大学文学部教授。詩集に、『みをはやみ』(書肆山田)など。著書に、『解体ユーゴスラビア』(朝日選書)、『ベオグラード日誌』(書肆山田、読売文学賞)、『パンと野いちご』(勁草書房、紫式部文学賞)など。訳書に、ダニロ・キシュ『若き日の悲しみ』『死者の百科事典』(東京創元社)『庭、灰』(河出書房新社)など。
by genkishobou
| 2020-09-15 14:49
| 新刊情報
|
ファン申請 |
||