ルリユール叢書にイギリス文学作品とアメリカ文学作品が加わります。
2点 2月下旬同時刊行予定
ヴァージニア・ウルフ岩崎雅之=訳
フラッシュ ある犬の伝記予価:本体価格2,600円+税
予定ページ数:264頁
四六変形・ソフト上製
ISBN978-4-86488-215-6 C0397
彼は直走りに走る。毛皮が輝きを放ち、瞳が燃え上がる。いまや全世界が友達だ。犬はみな兄弟だ。この新しい世界に、鎖なんていらない。保護してもらう必要なんてないんだ。19世紀の英国詩人エリザベス・バレット・ブラウニングの日常模様が、愛犬フラッシュの目を通して語られる、ユーモア溢れる伝記小説。ヴァージニア・ウルフが飼い犬に寄せたエッセイ「忠実なる友について」、エリザベス・バレットの詩「わが忠犬、フラッシュに寄す」も収録。
最新訳で、英国版「吾輩は犬である」をお読みください。
ルイザ・メイ・オルコット大串尚代=訳
仮面の陰に あるいは女の力予価:本体価格2,700円+税
予定ページ数:272頁
四六変形・ソフト上製
ISBN978-4-86488-216-3 C0397
「わたくしの小さなお友達、わたくしが通り過ぎて来た景色に、あなたが絶対に足を踏み入れませんように。一生涯あなたの安寧が乱されませんように」あの『若草物語』の作者オルコットが扇情小説を書いていた?! なぜオルコットは、A. M. バーナードという男性作家名義で、かくも扇情的な小説作品群をいくつも発表していたのか?英国の名家でガヴァネスが惹き起こす、19世紀米国大衆〈スリラー〉小説。