

〈ルリユール叢書〉第17回配本 (25冊目)
フジュレ・ド・モンブロン Fougeret de Monbron 福井寧=訳
修繕屋マルゴ 他二篇 Margot la Ravaudeuse et autres textes
予価:本体価格3,200円+税
予定ページ数:320頁
四六変形・ソフト上製
ISBN978-4-86488-232-3 C0397
刊行予定:2021年9月下旬
真の愛に対しては常に心を閉ざしなさい。本当に愛しているように見せかけて、相手の方が本当に愛するようになるように仕向けられればそれでいいのだ。偽善社会をこき下ろし、ディドロに「心臓に毛が生えている」と評された、人相不明の諷刺作家フジュレ・ド・モンブロン――エロティックな妖精物語『深紅のソファー』と遊女の成り上がりの物語『修繕屋マルゴ』、奔放不羈な旅人の紀行文学『コスモポリット(世界市民)』を収録。
【著者略歴
】ルイ゠シャルル・フジュレ・ド・モンブロン(Louis-Charles Fougeret de Monbron 1706–60)
北仏ピカルディー地方ペロンヌ生まれのフランスの作家。平民の父親が一代で財をなしたために食うに困らず、ヨーロッパを放浪して暮らす。18世紀文人の明るい社交性とは正反対の不機嫌な「人間嫌い」として知られ、「世界市民」を自称しながら、どこにもなじむことができない存在だった。18世紀リベルタン文学の代表作『修繕屋マルゴ』、紀行文学『コスモポリット(世界市民)』が代表作のほか、フランス人の英国贔屓を批判する『英国かぶれ予防法』、パリの腐敗を批判する『ガリアの首都、新しきバビロン』などの著作がある。
【訳者紹介
】
福井寧(ふくい・ひさし)
1967年、青森市生まれ。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。東京都立大学人文学部研究科仏文専攻博士課程単位取得中退。モンペリエ第三大学でDEA取得。全国通訳案内士(フランス語・英語)。訳書に、ネルシア『フェリシア、私の愚行録』(幻戯書房)。