難波田史男の未公開の日記とスケッチブックを完全収録
終着駅は宇宙ステーション
ISBN978-4-901998-32-1
A5上製 予512頁 予本体4200円
2008年4月下旬刊行予定
新芥川賞作家・
川上未映子 推薦
「大人になるということは、
子供っぽさをなくすことではない」
夭逝の画家の心象の軌跡
1974年、若き画家は、32才で海へ逝った──
60─70年代を駈け抜け、2000点余の絵を描いた昭和の少年は、何を見、想い、そして表現したのか。
未公開の日記、スケッチブック等、50冊を超える遺されたノートより、夭逝した芸術家の核心に迫る。
難波田史男の世界には、誰もが頭の片隅に追いやったままの子供時代の「あの気持ち」をなつかしく思い起こさせるものがあります。
画家・難波田の遺した日記とノオトを完全収録。カラー8頁(16点)図版300点。
【著者紹介】
難波田史男(なんばた ふみお 1941-1974・32歳で没):繊細なタッチで幻想的な心象風景を描いた画家。60年代から70年代初頭に青春時代を過ごした史男は、自分の心の中に生まれてくる歓びや苦悩をありのままに描き出し、今も多くの人の共感を呼んでいる。