●沈黙の作詞家、作家として再始動!
「神田川」の作詞者の自伝的長編書き下ろし
●悲しく切ない日々をユーモラスに描く、心温まる過去と現在の家族の物語。
喜多條 忠
女房逃ゲレバ猫マデモ
●9月下旬刊
四六上製 予320頁 予価1890円 ISBN978-4-901998-37-6
■重松 清氏推薦!
妻に家出された「俺」は、残された幼い二人の子どもの世話と家事に追われる日々を送る。子どもたちはたくましく朗らかに成長し、子どもたちの新しい「母」と出会う。その時間の経過とともに「俺」自身の生い立ちが語られていく。病弱な幼年時代、出生の秘密、学生運動、神田川近くの小さなアパートでの同棲、新宿での似顔絵描きとの交流、セールスマンとしての成功、線路沿いのアパートでの暮らし。いつしか「今」と「過去」、ふたつの時間が重なり、感動の結末へ収斂していく。
著者の名曲の詞を彷彿させる情景もさりげなくちりばめられている。
○著者紹介○
喜多条 忠(きたじょう・まこと)
1947年大阪生まれ。作詞家。早稲田大学抹籍。
代表作「メランコリー」(梓みちよ)、
「神田川」「赤ちょうちん」「妹」(かぐや姫・南こうせつ)、
「ハロー・グッバイ」(柏原よしえ) 、
「やさしい悪魔」「暑中お見舞い申し上げます」(キャンディーズ)
ほか多数。この8月には五木ひろしに詞「橋場の渡し」を提供。