気高き逸文に魅せられた「絶叫の歌人」が、5年余の歳月をかけて追った、ある特攻隊員の士魂と、その恋。
散華した青年たちに捧げる渾身の鎮魂歌。
福島泰樹
祖国よ!
特攻に散った穴沢少尉の恋
唯一最愛の女性があなたでなかったら、 こんなにも安らかな気持ちでゆくことは出来ないでせう。(穴沢利夫の、智恵子への手紙より)
2009年7月末刊行予定
寺山修司が「身捨つるほどの祖国はありや」と詠んだわずか十年前、必死の特攻作戦に志願し、祖国を、愛する者を守らんと散っていった青年たちがいた。穴沢利夫少尉(享年二十三歳)は、結婚を約した女性・智恵子と、しげく文を交わした。肉体を交わすことはなくとも、ゆるぎない愛を胸に泰然と沖縄の海に散った。
祖国とは? 特攻とは? 残された日記・手紙から、
歌人にして僧侶の著者が迫る。
四六上製 予256頁 本体予価2200円
ISBN978-4-901998-47-5 C0095