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ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
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2021年 10月 14日
ルリユール叢書 第19回配本 (27冊目)
![]() 装幀は小沼宏之さん ![]() シルビナ・オカンポ Silvina Ocampo 寺尾隆吉=訳 復讐の女/招かれた女たち La furia / Las invitadas 予価:本体価格4,800円+税予定ページ数:512頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-238-5 C0397 刊行予定:2021年11月下旬 知っておいてほしいのは、あなたが幸せでいられるのは、世界一あなたを軽蔑して忌み嫌う人間のおかげだということ。妬みであなたを飾り、憎しみであなたを美化する人が消えた途端、あなたの幸せは、私の人生とともに、そしてこの手紙の終わりとともに、潰えることになる。 ボルヘスやビオイ・カサーレスに高く評価され、「アルゼンチン文学の秘宝」とも称された短編小説の名手シルビナ・オカンポは、日常生活に隠された不思議から奇想天外な物語を引き出した。幻想的リアリズムの頂点をなす怪奇短編集『復讐の女』と『招かれた女たち』の全78篇を収録。本邦初訳。 目次(収録作品) ■復讐の女 金の野兎 続き 病 後裔 砂糖の家 時計の家 ミモソ ノート 巫女 地下室 写真 マグシュ 土地 品々 私たち 復讐の女 引き出しに紛れ込んだ手紙 死刑執行人 黒アサバチエ玉 最後の午後 ビロードのドレス レオポルディーナの夢 周波 結婚式 女性患者と医師 電話の声 罰 お祈り 創造(自伝的物語) 吐き気 快楽と罰 友達同士 天国と地獄の報告 絶滅しない人種 ■招かれた女たち あんな顔つきだった 雄牛の娘 脱走 ベッドの下の手紙 現像 アメリア・シクータ 黒雑貨屋 階段 結婚式 科学の進歩 幻視 寝床 煙の輪 檻の外 イシス 復讐 シビュラの恋人 モーロ エクアドルの不吉な男 魔法の医師 近親相姦 手の平の顔 愛人たち ティルテ温泉 地下生活 鬘 贖罪 亡霊 マルメロの牝鶏 セレスティーナ イセラ 完全犯罪 結び目 愛 致命的罪悪 ラダマンテュス 穀物倉庫 刻印の木 別れの手紙 魔法のペン ポルフィリア・ベルナルの日記 ミス・アントニア・フィールディングの話 招かれた女たち 石 アドラーノ寺院のマスチフ犬 シルビナ・オカンポ(1903–93)年譜 訳者解題 日常的儀礼の内側に存在する魔法や、鏡には映らない禁断の顔、秘密の顔をこれほど見事に捉えた作家は、他に誰も思いつかない。 ──イタロ・カルヴィーノ シルビナ・オカンポの詩と短編小説が読者に暴き出す世界は驚異的なほど豊かな光を放つ。 この豊かさは語彙の産物ではなく、繊細で明敏な感受性に由来する。 ──ホルヘ・ルイス・ボルヘス シルビナは必然的とさえ言えるほどの独創性を備えていた。 ──アドルフォ・ビオイ・カサーレス 日常生活の小さなホラーに目を留める作家は少なく、日々の不思議に目を向ける作家はもっと少ない。 これほど知的で優雅なユーモアを添えて両者を記録した作家は、時代や言語を問わず、シルビナ・オカンポ以外に誰も思いつかない。 ──アルベルト・マングエル ボルヘス、ガルシア・マルケスと並び、シルビナ・オカンポはスペイン語圏をリードする作家だ。 ──ジョルジェ・アマード 【著者略歴】 シルビナ・オカンポ(Silvina Ocampo 1903–93) 1903年、六人姉妹の末娘(長女はビクトリア・オカンポ)として、ブエノスアイレスの貴族的家庭に生まれる。1908年に初めて渡欧、20年代にはレジェやキリコとともに絵を学ぶ。帰国後、姉の創刊した雑誌「スール」に協力、32年にビオイ・カサーレス(40年に彼と結婚)と知り合った後、文学に転向。37年発表の短編集『忘れられた旅』以後、詩集や短編集の発表を続け、54年にブエノスアイレス市文学賞を受賞。93年にブエノスアイレスで歿した。 【訳者紹介】 寺尾隆吉(てらお・りゅうきち) 1971年、名古屋市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。専門は20世紀のラテンアメリカ小説。著書に『ラテンアメリカ文学入門』(中公新書)、『一〇〇人の作家で知る ラテンアメリカ文学ガイドブック』(勉誠出版)など。訳書にマルティン・ルイス・グスマン『ボスの影』(幻戯書房)、ホセ・ドノソ『別荘』(現代企画室)、バルガス・ジョサ『水を得た魚』(水声社)など多数。 #
by genkishobou
| 2021-10-14 10:26
| 新刊情報
2021年 10月 14日
![]() ミシェル・ビュトール Michel Butor レペルトワールII [1964] Répertoire II 石橋正孝 監訳 三ツ堀広一郎、荒原邦博、中野芳彦 他訳 予価:本体価格4,500円+税 予定ページ数:360頁 A5・上製 ISBN978-4-86488-237-8 C1098 書物はモビールでなくてはならない。それも、他のすべての書物の運動(モビール)性をめざめさせるモビール、他の書物の火をかき立てるような炎(ほむら)であるべきだ。 「長編小説(ロマン)と詩」を筆頭に、長編小説をめぐる原論的考察を中心とする前半の理論篇、ラブレー、セルバンテス、ラクロ、シャトーブリアン、バルザック、ユゴー、マラルメ、プルースト、そしてビュトール自身を対象とするモノグラフィからなる後半の応用篇という二連画(ディプティック)が、いつしか長編小説(ロマン)の似姿となり、みずからを超克していく――小説を超える小説(シュルロマン)としての文芸批評、ここに開幕! ▪著者略歴 ミシェル・ビュトール(Michel Butor 1926‐2016) フランスの小説家、詩人、批評家。フランス北部モン゠ザン゠バルールで生まれる。ヌーヴォー・ロマン(Nouveau Roman)の作家の旗手のひとりと目される。1956年、小説第二作『時間割』(L’emploi du temps)でフェネオン賞(le Prix Fénéon)を受賞、翌年1957年第三作目の『心変わり』(La Modification)でルノドー賞(le Prix Théophraste Renaudot)を受賞し注目を集めた(主人公に二人称代名詞を採用した小説作品として有名)。1960年に四作目の『段階』(Degrés)を発表後は小説作品から離れ、1962年『モビール──アメリカ合衆国再現の習作』(Mobile: Étude pour une représentation des États-Unis)を皮切りに空間詩とよばれる作品を次々と発表し始める。画家とのコラボレーション作品が数多く、書物を利用した表現の可能性を追究し続けた。文学をはじめ絵画、音楽などを論じた評論集『レペルトワール I~V』(本書、以下五巻で完結)がある。 ▪監訳者略歴 石橋正孝(いしばし・まさたか) 1974年、横浜生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、パリ第八大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、立教大学観光学部准教授。専門は19世紀フランス文学(ジュール・ヴェルヌ)。著書に『大西巨人 闘争する秘密』(左右社)、『〈驚異の旅〉または出版をめぐる冒険──ジュール・ヴェルヌとピエール゠ジュール・エッツェル』、『Michel Butor : à la frontière ou l’art des passages』(共著、ディジョン大学出版局)、『あらゆる文士は娼婦である─19世紀フランスの出版人と作家たち』(共著、白水社)など。訳書にミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』(監訳、幻戯書房)、『ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクションII 地球から月へ 月を回って 上も下もなく』(インスクリプト)、レジス・メサック『「探偵小説」の考古学──セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで』(監訳、国書刊行会)がある。 ▪訳者略歴 三ツ堀広一郎(みつぼり・こういちろう) 1972年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門は現代フランス文学。訳書に、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』(共訳、幻戯書房)、ドミニク・ラバテ『二十世紀フランス小説』(白水社)、レーモン・クノー『ルイユから遠くはなれて』(水声社)、フィリップ・ソレルス『本当の小説 回想録』(水声社)がある。 荒原邦博(あらはら・くにひろ) 1970年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ第四大学大学院博士課程DEA修了、博士(学術)。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。専門は近現代フランス文学、美術批評研究。著書に『プルースト、美術批評と横断線』(左右社)、『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』(共著、水声社)、訳書にJ・ヴェルヌ『ハテラス船長の航海と冒険』(インスクリプト)、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』(共訳、幻戯書房)がある。 中野芳彦(なかの・よしひこ) 1982年、愛知県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学後、パリ第七大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、慶應義塾大学商学部専任講師。専門はフランス近代詩、特にヴィクトル・ユゴー。共著・共訳に、『混沌の共和国──「文明化の使命」の時代における渡世のディスクール』(ナカニシヤ書店)がある。 他 ◎ミシェル・ビュトール コレクション『レペルトワール 』(全5巻)全巻購入者特典Itérologie butorienne(ビュトールの旅学) A5判 予定96頁 全巻完結後、各巻オビ袖に「応募券」を付し、全巻分を小社にお送りの方に小社より直接、進呈します。 詳細は既報。 #
by genkishobou
| 2021-10-14 10:04
| 新刊情報
2021年 10月 04日
山田英幸仕覆作品集
俺の仕覆 My SHIFUKU:Wrapping thPast,Now,the Future2022年春に刊行します。 おもに茶器を覆う仕覆の世界。長年、仕覆作品を制作してきた山田英幸さんは、茶器にこだわらず、洋食器やガラス器も、覆ってきました。しかも、日本のテキスタイルだけでなく世界の良質で貴重な染織を用いて、作品を仕上げてきました。 その作品集です。 ![]() ![]() ISBN978-4-86488-244-6 予価3300円 B4判上製 予128頁 オールカラー 山田さんの作品展示会が開催されます。 横森美奈子のNEW利休Bag展vol.18+山田英幸仕覆展「ポケットにぐい吞みを5」 「アンティークの酒器にアンティークの貴重な布で仕覆を仕立てました。大好きなものを「もっと大切に」「もっと身近に」、そんな仕覆本来の意義を感じ取っていただければ幸いです」(山田英幸) 2021年10月6日から12日まで 松屋銀座7階にて #
by genkishobou
| 2021-10-04 11:38
| 新刊情報
2021年 09月 21日
![]() おせん 東京朝日新聞夕刊連載版 ISBN978-4-86488-235-4 C0093 2021年 挿絵59点+カット8点完全復刻 ![]() 邦枝の「江戸」を絵で昇華させた〈雪岱調〉の完成形。 「朝日へ書いた『おせん』の挿絵の如き特に雪岱氏の代表作ともいふべきもの」(邦枝完二) 昭和8年(1933)に「東京朝日新聞」および「大阪朝日新聞」で59回にわたり連載された小説『おせん』。 著者・邦枝完二(1892─1956)と挿絵画家・小村雪岱(1887─1940)の才能の結晶。 『小村雪岱随筆集』『小村雪岱挿絵集』につづく、その仕事の軌跡。 「邦枝君のみ中年に至って、精力毫【ごう】も昔日に異らず、思想才芸今やまさに円熟大成の境地に到らんとす。其近業にして今汎【あまね】く世に迎えらるるものは、専【もつぱら】江戸市井の風俗生活を描写せし小説なり。即【すなわち】東洲斎写楽、喜多川歌麿、八代目團十郎、笠森おせん等【とう】の事績を資料となせし長篇の諸作なり」 ―昭和八年臘月中旬 永井荷風 「朝日新聞学芸部の侠気にて、挿絵の原版一枚残らず貸与せられし喜びは、また譬【たと】えんに言葉梨の木柳の木、土へ長々手をついて御礼申す昭和の戯作者、それにつけても春信好みの丹青【たんせい】に当時艶麗【えんれい】ならびなき、雪岱画伯が腕の冴えは心憎くも有難く、斧定九郎【おのさだ く ろう】が鉄砲ならぬ二つ弾、ここに重ねてぺこぺこと滅多に下げぬ高い頭【ず】を、下げて歓ぶ注連飾【しめかざり】」 ―昭和八年師走吉日 又竹書屋にて 邦枝完二 邦枝完二(くにえだ かんじ)1892-1956。東京生まれ。永井荷風に私淑。『東洲斎写楽』(1928年)、『歌麿』(のち『歌麿をめぐる女達』に改題)『おせん』『お伝地獄』『浮名三味線』といった新聞小説を次々に発表し、江戸情緒豊かな世界を描く時代風俗小説家。 小村雪岱(こむら・せったい)1887-1940 埼玉県川越市生まれ。1914年、泉鏡花『日本橋』で装幀家デビュー。 以後、新聞・雑誌の挿絵を多く手掛け、邦枝完二と組んで新聞連載小説で挿絵画家としての地位を築く。広告や舞台美術でも活躍する。 真田幸治(さなだ・こうじ)1972- 神奈川県横浜市生まれ。装幀家。小村雪岱研究家。編著に『小村雪岱随筆集』『小村雪岱挿絵集』がある。 #
by genkishobou
| 2021-09-21 16:39
| 新刊情報
2021年 09月 17日
![]() ![]() ルリユール叢書 第18回配本 (26冊目) フリードリヒ・シラー 本田博之=訳 シラー戯曲傑作選 ヴィルヘルム・テル Schillers ausgewählte Dramen. Wilhelm Tell 予価:本体価格3,500円+税 予定ページ数:352頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-234-7 C0398 刊行予定:2021年10月下旬刊 あの地獄の苦しみの瞬間に俺が誓った事は、俺にとっては神聖な責務だ。俺はその務めを果たす。 14世紀初頭、代官の圧政に苦しむスイス三州の民衆は、独立を求めて同盟し蜂起する――盟友の文豪ゲーテとの交遊を通じて構想された、〝弓の名手〟の英雄ヴィルヘルム・テル伝説、スイスの史実を材に、民衆の精神的自由を力強く活写した、劇作家シラーの不朽の歴史劇。 またもや私は、この戯曲の現代における意味と、自由への情熱が獲得した新しい可能性に心を打たれた。 ――トーマス・マン シラーを暗記するほど読んでいる。 ――ドストエフスキー シラーの魅力は強烈で、近寄る者みなをひきつけた。 ――ゲーテ ドイツの劇作家の中で最も偉大な、『群盗』から『ヴィルヘルム・テル』に至るまで決して冒険心を忘れたことのないシラー。 ――ライヒ゠ラニツキ 一七五九年十一月十日、神はわれわれに一人の息子をプレゼントしてくれた。 ――アンデルセン フリードリヒ・シラー(Friedrich Schiller 1759–1805) 軍医の子供としてシュトゥットガルト近郊の田舎街マールバッハで生まれる。劇作家、詩人、雑誌編集者、歴史学者、美学研究者。1781年、戯曲『群盗』の成功で一躍有名になる。執筆活動が禁じられた公国から逃亡・亡命。さまざまな人の援助を受けながら詩や戯曲のみならず、『三十年戦争史』『オランダ独立史』などの歴史書の執筆活動および雑誌編集者として活動。1795年からはゲーテとの深い結びつきがあり、頻繁に交わした往復書簡は歿するまで続いた。 【訳者紹介】本田博之(ほんだ・ひろゆき) 1973年、東京生まれ。上智大学大学院ドイツ文学科博士後期課程満期退学。ドイツ・トリアー大学に留学。現在、上智大学ほか講師。専門はフリードリヒ・シラー。 #
by genkishobou
| 2021-09-17 15:15
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