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ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
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2023年 06月 09日
![]() ![]() ギ・ド・モーパッサン 渡辺響子=訳 モン゠オリオル Mont-Oriol 定価:本体価格3,500円+税 予定ページ数:376頁 四六変形・ソフト上製I SBN978-4-86488-279-8 C0397 刊行予定:2023年7月下旬 こういう温泉街ときたら、信じられないよ。地上にある唯一の夢幻の国だね! たった二カ月の間に、一年の残りの期間に宇宙の他の場所で起きるよりもたくさんのことが起こるんだ。 レジャーと治療、自然のスペクタクル、社交と娯楽、投機と事業、源泉所有権をめぐる資本所有者たちのたくらみと諍い、恋愛と姦通――温泉リゾート「モン゠オリオル」を舞台に種々様々な人間たちの「感情」が絡み合う、モーパッサンが描く一大〈人間喜劇〉。 『モン゠オリオル』においては、モーパッサンの普段の厳しさは妙に和らいでいて、依然として悲観的ではあっても氏の悲観主義が微笑んだと言っておかなければ、あとから反省することになるだろう。これまで氏の小説には感情が欠けていたが、喜ばしいことに『モン゠オリオル』では、それに出会うことができるのだ。 ──フェルディナン・ブリュンチエール 『モン゠オリオル』のような風俗小説においてモーパッサンは、われわれの新しい時代の社会の本質的な問題であるにもかかわらず研究されることのない種族の衝突をテーマとしている。 ──ポール・ブールジェ ゾラのペシミズムほど叙情的ではなく、叙事詩的な夢想ではなく残酷な観察から演繹されるモーパッサンのペシミズムは、これまであらゆるタイプの読者、昔日の小説の青い鳥を熱烈に支持する人々に衝撃を与えるような乱暴な様相をしていたが、そういった頑固な読者は『モン゠オリオル』を読むべきだ。 ──アナトール・フランス 【著者略歴】 ギ・ド・モーパッサン(Guy de Maupassant 1850–93) ノルマンディー生まれのフランスの小説家。『オルラ』『手』『首かざり』などの短編や時評(クロニック)、『女の一生』『ベラミ』などのシニカルな作風の小説で知られる。一八八〇年、ゾラたちと発表した『メダンの夕べ』所収の『脂肪の塊』で一躍有名になる。流派に属さず、フローベールとブイエから強い影響を受けた。すべてを見、眼差しによって理解しようというモットーのもと、冷徹な人間観察と自然描写を特徴とした。スポーツを好み、舟や気球からは自然の持つ力と人間の小ささを実感し、新しい身体感覚を得た。 【訳者紹介】 渡辺響子(わたなべ・きょうこ) 東京大学大学院(総合文化研究科)博士課程単位取得退学。パリ第三大学で文学博士号取得。現在明治大学法学部教授。専門はゾラ、サンド、モーパッサンを中心とする十九世紀フランス小説。訳書にアラン・コルバン『レジャーの誕生』、『記録を残さなかった男の歴史』(以上、藤原書店)、ダニエル・ペナック『エルネストとセレスチーヌのお話』(銀の月)他。 #
by genkishobou
| 2023-06-09 13:39
| 新刊情報
2023年 06月 09日
![]() ![]() エレナ・ポニアトウスカ 鋤柄史子=訳 乾杯、神さま Hasta no verte Jesús mío 定価:本体価格4,800円+税 予定ページ数:544頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-278-1 C0397 刊行予定:2023年7月下旬 そうさ、今はここでただ、朝の五時になるのを待っている。もう眠ることすらない。子ども時分からのあらゆる出来事がひたすら頭によみがえるだけ。あの時代のこと、寄る辺なく、草鞋なく、目隠しの鬼ごっこに戯れるかのように革命に手を出して、殴打を浴びて生きたころのことが。この胸糞悪い人生に足腰がもうぐったりだ。 メキシコ革命を兵士として生きた後、労働者として、変動するメキシコシティの地を這って生きるヘスサという女性は何者か――ジャーナリストの経験を活かし、一個人の証言を多声的な〈女性〉の物語へと昇華させた、セルバンテス賞受賞の女性作家によるルポルタージュ文学の傑作長編。本邦初訳。 エレナ・ポニアトウスカの本を読むと、なぜ彼女がわたしのヒーローなのか、どうしてわたしは筆を執るのか、どんな作家になりたいのか、といった問いへの答えが鮮明になる。エレナは卓越した作家であるばかりでなく、並外れた人間性をもっている。その人間性によってこそ、エレナの文章は空高く羽ばたくのだ。 ──サンドラ・シスネロス エレナ・ポニアトウスカの名を挙げてセルバンテス賞は、噂好きの者から悲憤慷慨する者、自暴自棄になった者、それから告発者まで、エレナになにかを伝えたことのある幾千の者たちに栄誉を授けた。他者の率直な声を書き留めた作品をこれほど広範囲にわたって著した作家は他にはいない。 ──フアン・ヴィジョーロ エレナは時代の先をいった作家だ。クリエイティブ・ノンフィクションがアメリカで生まれるずっと以前から、すでにラテン・アメリカでそれを始めていた。 ──クリスティーナ・リベラ・ガルサ ポニアトウスカの世界は、ユーモアと空想がもつ突飛な拍子で律が成り立っており、そこでは、ごく日常の現実を不気味で不意をつく事柄と隔てるさかい目がぼやけて不確かなものになる。ジャーナリストとしての書き物と作家としての創作作品いずれにおいても、ポニアトウスカが綴る言葉はスペイン語の古典的文芸よりも口承の語りに近い。 ──オクタビオ・パス 【著者略歴】 エレナ・ポニアトウスカ(Elena Poniatowska 1932– ) ジャーナリスト、小説家。パリに生まれ、1942年にメキシコへ移住。1978年、女性で初めて全国ジャーナリズム賞を受賞。本書とあわせて、『トラテロルコの夜』『ティニシマ』『レオノーラ』など、数々の作品が文学賞に輝く。文学創作に証言を織り合わせながら、強靱でしなやかな独自の文体を確立してきた。その功績によって2013年にセルバンテス賞を受賞。 【訳者紹介】 鋤柄史子(すきから・ふみこ) 大阪府生まれ。メキシコ、チアパス自治大学先住民研究所にて修士課程修了、客員研究生を経て、2020年秋よりスペイン、バルセロナ大学社会人類学博士後期課程に在籍。現在の研究テーマはチアパスにおける文芸と翻訳の人類学。 #
by genkishobou
| 2023-06-09 13:22
| 新刊情報
2023年 05月 15日
![]() 小谷野敦小説集 蛍日和(ほたるびより) 978-4-86488-276-7 0093 定価:本体2900円+税 2023年6月刊 愛妻小説 出会い、引っ越し、再婚、断煙、禁断症状、不安神経症、ノイローゼ、睡眠障害、鬱、妻の事故……その屈託に寄り添った妻との十五年。4篇収録 廊下で蛍とすれ違うことがある。といっても大抵はトイレから出て来た蛍の脇を私が通るのだが、狭いから、蛍は片側の壁に、両手をあげてピタッと張り付き、「あじのひらきッ」と言うのである。 その頃、ウェブを検索していて、私が若いころ半年ほどつきあっていた先輩の吉川玲子が、勤務先の八重桜大学で学部長になっているのを知り、複雑な気分に襲われた。私は大学教授になり損ね、妻も非常勤で苦労し、著作も売れなくなっている。さらにこの病気で逼塞状態だ。もちろん東大教授でも死ぬことはあるのだから、生きてこそとも考えられる。惨めな気分を被虐趣味に変えてみたりもした。 ――「幻肢痛」より―― 【著者紹介】 小谷野敦(こやの・あつし) 1962年、茨城県生まれ。作家、比較文学者。東京大学文学部英文科卒業。同大学院比較文学比較文化選考博士課程修了、学術博士。著書に『聖母のいない国』(サントリー学芸賞)『〈男の恋〉の文学史』『もてない男』『江戸幻想批判』『恋愛の昭和史』『谷崎潤一郎伝 堂々たる人生』『川端康成 双面の人』『江藤淳と大江健三郎』『純文学とは何か』『歌舞伎に女優がいた時代』等多数。小説集に『非望』『童貞放浪記』(映画化)『母子寮前』『ヌエのいた家』(以上2点、芥川賞候補)『東十条の女』がある。 #
by genkishobou
| 2023-05-15 11:25
| 新刊情報
2023年 05月 10日
![]() 〈ルリユール叢書〉第31回配本 (43冊目) ![]() アルフレッド・ジャリ 佐原怜=訳 昼と夜 絶対の愛 Les Jours et les Nuits / L’Amour absolu 定価:本体価格3,000円+税 予定ページ数:320頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-277-4 C0397 刊行予定:2023年6月下旬 頭はじつに孤独で、じつに丸裸だった。 アポリネール、ブルトン、レーモン・クノー、イヨネスコ、ボリス・ヴィアンら20世紀フランスの前衛作家たちに多大な影響を与えた、不条理の作家アルフレッド・ジャリ――兵役体験における生と存在を夢幻的に描く『昼と夜』、催眠術によって新しい世界を創造しようとする『絶対の愛』の小説2篇を収録。 彼がアルコールのせいで死ななかったら、今日では有名な巨匠となり、文学における税関吏ルソーのようなもの以上の存在になっていたであろう。──アルベール・ティボーデ 感傷の入り込む隙のないこうした知性の放蕩に没頭できたのはルネサンス時代の人だけだったが、奇跡的なことに、ジャリはこうした至高の放蕩ができた最後の人であった。──ギヨーム・アポリネール 芸術と人生との間に必要なこととして長いこと保たれていた区分に、ワイルドよりもジャリ以降、異議が申し立てられ、その原理において無化されることになるのだと言おう。──アンドレ・ブルトン 【著者略歴】 アルフレッド・ジャリ(Alfred Jarry 1873-1907) フランスの詩人・劇作家・小説家。ロワール地方の町ラヴァルにて生まれる。ブルターニュ地方の町で幼少期を過ごし、大学受験のためパリへ上京。象徴主義の作家たちに出会い、以降、文学の道に進む。マラルメのサロンや、デカダン系作家ラシルド夫人のサロンに出入りするとともに、ポン゠タヴェン派・ナビ派の画家たちとも付き合いを始める。1894年に、象徴主義を極限まで突き詰めたような詩と戯曲とからなる詩文集『砂の刻覚書』でデビュー。1896年、ユビュ親父が「どこでもない国」で王位を奪う戯曲『ユビュ王』を発表。その上演は大スキャンダルを巻き起こした。その他、『訪れる愛』『フォーストロール博士言行録』『メッサリナ』『超男性』などの小説作品を残した。 【訳者紹介】 佐原怜(さわら・さとし) 1980年、青森県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学後、ソルボンヌ大学で博士号を取得。現在、千葉大学非常勤講師。専門はアルフレッド・ジャリ。 #
by genkishobou
| 2023-05-10 14:52
| 新刊情報
2023年 04月 06日
![]() 日原雄一 妄想私小説 死にたさの虫が鳴いている ISBN978-4-86488-274-3 C0093 四六判上製 126頁 定価:本体2400円+税 装画:村祖俊一さん 2023年5月下旬刊 美少年に欲情するこんな私は、死んでしまいたい。 溝口病院の当直室から、駅の線路が見える。 ガタンガタンと通る列車が見える。ガタンガタンと、死にたさが鳴る。 ある精神科医の、少年時代からの、インモラルな心の軌跡。 ハハ、みんなの死にたさを だれも だれしも 癒すことなんてできないから、きょうも私は 虚無に供物をささげているのです 著者1989年東京生まれ。ほか非公開 #
by genkishobou
| 2023-04-06 10:15
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