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ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
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2019年 05月 14日
新しく世界文学のシリーズを2019年6月に発刊いたします。
![]() 〈ルリユール叢書〉発刊の言 厖大な情報が、目にもとまらぬ速さで時々刻々と世界中を駆けめぐる今日、かえって〈遅い文化〉の意義が目に入りやすくなってきました。例えば、読書はその最たるものです。それというのも読書とは、それぞれの人が自分のリズムで本を読み、日々の生活や仕事、世界が変化する速さとは異なる時間を味わう営みでもあります。人間に深く根ざした文化と言えましょう。 本はまた、ページを開かないときでも、そこにあって固有の時間を生みだすものです。試しに時代や言語など、出自を異にする本が棚に並ぶのを眺めてみましょう。ときには数冊の本のなかに、数百年、あるいは千年といった時間の幅が見いだされるかもしれません。そうした本の背や表紙を目にすることから、すでに読書は始まっています。 気になった本を手にとり、一冊また一冊と読んでいくと、目には見えない書物同士の結び目として「古典」と呼ばれる作品があることに気づきます。先人の知を尊重し、これを古典として保存、継承していくなかで書物の世界は築かれているのです。かつて盛んに翻訳刊行された「世界文学全集」も、各国文学の古典を次代の読者へと手渡し、共有する試みでした。 古今東西の古典文学は、書物という形をまとって、次代や言語を越えて移動します。〈ルリユール叢書〉は、どこかの書棚でよき隣人として一所に集う──私たち人間が希望しながらも容易に実現しえない、異文化・異言語・異人同士が寛容と友愛で結びあうユートピアのような──〈文芸の共和国〉を目指します。 また、それぞれの読者にとって古典もいろいろです。私たちは、そのつど本を読みながら、時間をかけた読書の積み重ねのなかで、自分だけの古典を発見していくのです。〈ルリユール叢書〉は、新たな古典のかたちをみなさんとともに探り、育んでいく試みとして出発します。 Reliure〈ルリユール〉は「製本、装丁」を意味する言葉です。 ルリユール叢書は、全集として閉じることのない世界文学叢書を目指し、 多種多様な作品を綴じながら、文学の精神を紐解いていきます。 一冊一冊を読むことで、読者みずからが〈世界文学〉を作り上げていくことを願って── 【本叢書の特色】 ・名作の古典新訳から異端の知られざる未発表・未邦訳まで、世界各国の小説・詩・戯曲・エッセイ・伝記・評論などジャンルを問わず紹介していきます(刊行ラインナップをご覧ください)。 ・巻末には、外国文学者ならではの精緻、詳細な作家・作品分析がなされた「訳者解題」と、世界文学史・文化史が見えてくる「作家年譜」が付きます。 ・カバー・帯・表紙の三つが多色多彩に織りなされた、ユニークな装幀。 〈ルリユール叢書〉刊行ラインナップ 【第1回配本】(2019年6月下旬予定) アベル・サンチェス ミゲル・デ・ウナムーノ 富田 広樹 訳 フェリシア、私の愚行録 ネルシア 福井 寧 訳 〇第1回配本2点の詳細は追ってお知らせします。 【以下、続刊予定】(2,3か月に2点程度刊行予定) 従弟クリスティアンの家で 他五篇 テーオドール・シュトルム 岡本 雅克 訳 呪われた詩人たち ポール・ヴェルレーヌ 倉方 健作 訳 アムール・ジョーヌ トリスタン・コルビエール 小澤 真 訳 マクティーグ サンフランシスコの物語 フランク・ノリス 高野 泰志 訳 聖伝 シュテファン・ツヴァイク 宇和川 雄・籠 碧 訳 仮面の陰 あるいは女性の力 ルイザ・メイ・オルコット 大串 尚代 訳 ニルス・リューネ イェンス・ピータ・ヤコブセン 奥山 裕介 訳 三つの物語 スタール夫人 石井 啓子 訳 エレホン サミュエル・バトラー 小田 透 訳 不安な墓場 シリル・コナリー 南 佳介 訳 聖ヒエロニュムスの加護のもとに ヴァレリー・ラルボー 西村 靖敬 訳 笑う男 [上・下]ヴィクトル・ユゴー 中野 芳彦 訳 ミルドレッド・ピアース ジェイムズ・M・ケイン 吉田 恭子 訳 パリの秘密 [1~5] ウージェーヌ・シュー 東 辰之介 訳 名もなき人々 ウィラ・キャザー 山本 洋平 訳 コスモス(第一巻) アレクサンダー・フォン・フンボルト 久山 雄甫 訳 ボスの影 マルティン・ルイス・グスマン 寺尾 隆吉 訳 ナチェズ族 シャトーブリアン 駿河 昌樹 訳 ※順不同、タイトルは仮題、巻数は暫定です。 この他多数の続刊を予定しています。 #
by genkishobou
| 2019-05-14 11:54
| 新刊情報
2019年 05月 13日
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by genkishobou
| 2019-05-13 18:17
| 新刊情報
2019年 04月 17日
加賀乙彦、卒寿記念出版
加賀乙彦自選短編小説集 妻の死 四六上製 370頁 本体3,200円(予価) ISBN978-4-86488-170-8 C0093 齢九十。 暗い暗い穴の底へ。 芥川賞候補作「くさびら譚」、ドストエフスキー、トルストイ、カフカ、プルーストの軌跡をめぐる旅、そして、単行本未収録の「熊」「妻の死」など全12編 これまでの作家人生で、私は自分の幼少年時代を思い起こすことがなかった、そして自分の両親や兄弟の思い出を小説に書きこむこともなかった。ところが、本当のことに幼年時代は宝の山であり、だからこそ父母、親戚、友達の存在から、私はわざと自分を遠ざけていたのだ。そして私は小説のノートを夢中になって書きすすめた。 ――「あとがき」より 加賀乙彦 かが おとひこ 小説家、精神科医。1929年、東京府東京市芝区三田(現東京都港区三田)に生まれ、淀橋区西大久保(現新宿区歌舞伎町)で育つ。43年、名古屋陸軍幼年学校入学、敗戦により45年9月、東京府立第六中学校復学、11月、旧制都立高等学校理科編入学、49年3月、卒業、4月、東京大学医学部入学、53年3月、卒業。東大精神科、同脳研究所、東京拘置所の医務技官を経て五七年、精神医学および犯罪学研究のためフランス留学。船中で私費留学生だった辻邦生と出会う。60年、帰国。64年、立原正秋主宰の同人雑誌「犀」に、また辻邦生を介して同人雑誌「文芸首都」にも参加した。東京大学附属病院精神科助手を経て65年、東京医科歯科大学犯罪心理学研究室助教授。68年、長篇『フランドルの冬』で芸術選奨文部大臣新人賞受賞。また同年、短篇「くさびら譚」で芥川賞候補。69年より上智大学文学部心理学科教授。73年、『帰らざる夏』で谷崎潤一郎賞受賞。79年、上智大学をやめ文筆に専念、『宣告』で日本文学大賞受賞。86年、『湿原』で大佛次郎賞受賞。87年、カトリックの洗礼を受ける。98年、『永遠の都』で芸術選奨文部大臣賞受賞。99年、作家としての業績で日本芸術院賞受賞、2000年、日本芸術院会員、05年、旭日中綬章受章、11年、文化功労者。12年、『雲の都』全五巻で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほか著書に『加賀乙彦自伝』(2013)、『殉教者』(2016)、『ある若き死刑囚の生涯』(2019)など多数。 #
by genkishobou
| 2019-04-17 14:02
| 新刊情報
2019年 04月 17日
![]() 『100万回生きたねこ』と通底する物語 佐野洋子(広瀬 弦 絵) ぼくの鳥あげる 5月下旬刊 長らく入手困難だった幻の奇跡のラブストーリー。 広瀬弦描き下ろしの絵を加え、装いを改め、一般向けに復刊! 一枚の美しい切手をめぐり、すれちがい、めぐりあう人間模様。 ささやかでいとおしい一度きりの旅を、だれもが懸命に生きている。 A5変上製(195ミリ×154ミリ)88頁(本文2色刷) 本体予価1800円 ISBN978-4-86488-160-9 C0093 本書刊行関連トークショー 佐野洋子さんの幻の名作を復刊する~『ぼくの鳥あげる』~ 佐野洋子さんが遺した奇跡の愛の物語5/25 も開催されます。 【姉妹版・既刊】 くどうなおこ+佐野洋子+広瀬 弦 おんなのこ A5変上製 96頁 本体1800円 #
by genkishobou
| 2019-04-17 13:53
| 新刊情報
2019年 04月 09日
島尾ミホ
祭り裏 ![]() 装幀が確定しました。装画は袴田 充さんの描き下ろし「ヤポネシアの聖心」。 島尾ミホの最高傑作と言われながらも長らく入手困難であった中短篇集、4月下旬発売予定です。 島尾ミホエッセイ集 ![]() 愛の棘 とあわせて、お読みください。 #
by genkishobou
| 2019-04-09 13:53
| 新刊情報
2019年 04月 02日
小社の刊行物をご購読いただきありがとうございます。 日本のほとんどの出版社は、読者の方々への販売を取次会社(卸売会社)と書店(従来の売り場をお持ちの書店、インターネット書店あわせて)に、販売面で助けられています。ほとんどの読者のみなさまは書店で小社の本をお求めいただいているものと存じます。昨今、出版物全体の販売が落ち込むなか、書店の経営も厳しくなり、小社の本を店頭においていただける書店も限られております。すべての書店に小社の本が配本されることはむずかしいのが現状です。しかし、手にとってお求めいただく機会を小社としては維持していただきたいと思っております。ただのコンテンツとしてだけでなく、手にしていただいた時の手ざわり、装幀も、書店店頭で、ご覧いただきたいと思っております。 そうしたことから、小社としては、出版流通に携わる方々への利益を確保していただきたく、小社よりの出荷掛率を低くすることを考えております。大量部数の販売が見込めるものではない小社の本ですから、ほんとうに微力ではありますが、また、小社にとっては売上減となることから、苦渋の決断ではありますが、書店・取次・出版社が共存、共栄していくことに寄与したく、以下の表明を行いました。 読者のみなさまへは、小社の出版活動への更なるご高配をいただきたく、お願い申し上げます。 【プレスリリース】出版流通健全化に向けて、出荷正味見直しについて 取次会社、書店のみなさまには、小社の書籍を読者の方々にお届けいただき、感謝しております。 小社では少部数で高定価の書籍が多く、新刊は書店様から事前注文に基づいて、取次会社に配本していただいており、取次の見計らいの配本は多くありません。しかしながら、配本後すぐの返品も増え、返品額も増えています。また、一部の取次は、月一度の締日を考慮することなくムラのある返品となり、小社の資金計画に支障を来しています。こうしたことから、出版流通に携わる方々も厳しい状況にあると拝察しております。 業界をあげて、先人が築いてきた出版流通の仕組みが疲弊していることに対して、表立って改善策の提案が上がっていません。小社としては、読者の方々に届けていただくためにも、取次会社・書店が機能していただくなくてはなりません。そのために、小社としては 出荷正味を原則60% といたします(但し、お取引先からのお申し入れをいただき、詳細は別途相談させていただきます)。 小社にとって、条件が悪くなることは、避けたいところではありますが、率直な取次会社からの申し入れがあれば、取引条件の変更のお話し合いに応じたいと考えております。取次と書店のお取引に口を挟む立場ではありませんが、小社の正味引き下げが、書店様への卸正味にも反映されることを願うものです。また、高正味出版社の尻ぬぐいを低正味出版社がしているという不公平が是正されることを希望いたします。 小社の書籍を、直でお取り扱いを希望の書店様からのお声がけもお待ちしております。 書店様には、読者の方へ、積極的に小社の本をお勧めいただき、ただの展示品ではなく、商品として、小社刊行書をお取扱いいただけますようお願いいたします。 このような申し入れは、小社の販売額からすると微力ではありますが、小社としても死活問題である出版流通の疲弊に、一石を投じたく、小社の意向を表明いたします。 2019年4月2日 株式会社 幻戯書房
代表取締役 田尻 勉 #
by genkishobou
| 2019-04-02 17:49
| お知らせ
2019年 04月 01日
梅花の歌。三十二首並びに序
天平二年正月十三日、帥老の宅に萃り、宴会を申べつ。時に初春の令月にして、気淑く風和やかに、…… という、「正月(むつき)立ち春の来らば かくしこそ梅を招(を)きつつ楽しき終へめ」(大伴旅人)の歌から始まる宴席での詠唱の序より、新元号「令和」はとられたと報じられました。 「新春十三日に政庁と筑紫九国二島の官人を帥邸に招き、『梅花の宴』を催す」という知らせを憶良も昨年十一月に受け取っていた。 明けて天平二年元旦の大宰府政庁朝賀の儀は、……… ![]() 大宰府を舞台に、万葉の二大歌人、山上憶良と大伴旅人の交流を小説にした吉森康夫『筑紫の風 憶良と旅人』ISBN978-4-86488-137-1 に、万葉集のこのシーンも描かれています。 万葉集、現代人にはなかなか理解しがたくても、本書は小説ですので、読みやすく、大伴旅人の時代を知る上でも有意義です。 吉森康夫 筑紫の風 憶良と旅人978-4-86488-137-1 C0093 1800円+税- #
by genkishobou
| 2019-04-01 16:08
| 好評既刊情報
2019年 03月 25日
4月初旬刊行を予定しております メーゾン・ベルビウ地帯 椿實初期作品 ですが、新たに直販特典の作成を決定いたしました。 内容は本書および『メーゾン・ベルビウの猫』未収録の掌編小説「新壺坂」(1959年3月発表)です。本書責了間際に発見されたため収録できなかったものですが、「壺坂霊験記」を題材に著者独自の作風が発揮された作品で、このまま埋もれてしまうのは惜しく、このたび「特典」としてお届けすることにいたしました。 ご希望の方は、弊社に直接ご連絡ください(詳細は下記を御覧ください。また、既にご予約いただいた方にも同封予定です)。 体裁は8頁程度のペーパーを予定しております。 ■『メーゾン・ベルビウの猫 椿實初期作品』ご予約につきまして 限定800部ナンバリング入りのうち、51~100の販売を、小社に直接ご注文いただくことでお受けしております。ご注文いただいた方への発送は3月末を予定しております。 幻戯書房に直接、e-mailか電話(03-5283-3934)でお申込みください。ナンバリングの番号は小社にお任せください(ナンバリングを指定してのご注文はお受けできません)。満数に達ししだい、このブログと小社公式SNS(twitter,facebook)でお知らせいたします。 刊行次第、郵便局で代金をお支払いいただく用紙をお付けして、お送りします。送料は小社負担。単価5400円(税込・予定)です。
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by genkishobou
| 2019-03-25 12:16
| 新刊情報
2019年 03月 14日
![]() メーゾン・ベルビウ地帯 椿實初期作品 装幀が確定しました。 装幀は間村俊一さん 刊行は若干遅れ、4月はじめとなります。 限定800部ナンバリング入りのうち、51~100の販売を、小社に直接ご注文いただくことでお受けしております。ご注文いただいた方への発送は3月末を予定しております。 ■限定800部のうち、51~100の50冊販売のご案内 幻戯書房に直接、e-mailか電話(03-5283-3934)でお申込みください。ナンバリングの番号は小社にお任せください(ナンバリングを指定してのご注文はお受けできません)。満数に達ししだい、このブログと小社公式SNS(twitter,facebook)でお知らせいたします。 刊行次第、郵便局で代金をお支払いいただく用紙をお付けして、お送りします。送料は小社負担。単価5400円(税込・予定)です。 #
by genkishobou
| 2019-03-14 18:08
| 新刊情報
2019年 03月 13日
2019年4月下旬に 島尾ミホ 祭り裏 を刊行します。 ISBN978-4-86488-169-2 C0093 ¥3200E 四六判上製 320頁
「祭りの広場からは八月踊りの太鼓の音と歌声が、此の事の行われていた間じゅう高く低くずっと聞こえていました」――端正な日本語散文と南島の言葉(琉球方言)で織り成した、島の「夜」にうごめく物語世界。著者最高傑作として絶讃を得つつも長らく入手困難だった中短篇小説集を、新資料を加え復刊。 島尾ミホ生誕100年記念企画
旧版(中央公論社・1987年)刊行時 石牟礼道子さんは、本書を 「『海辺の生と死』が出たとき、敏雄氏のヤポネシア発想の内なる島はやはりここだったのかと、瞼がふるえてひらく思いをした。なによりそこは、わたしの中の不知火海の島々に近かった」 「視力が足りなくてめったに本を読まないが、『祭り裏』は待ちかねた思いだった。カタカナで書かれた島の方言を幾度も声にだして読んでみる。古語のひびきが、細部にわたって、詩行として構成されているのがよくわかる。」 と評しています。
【収録作】 祭り裏 老人と兆 潮鳴り あらがい 家翳り 潮の満ち干 柴挿祭り [資料] わが著書を語る――『海辺の生と死』 書評(石牟礼道子) 解説(樋口良澄)
【略歴】(しまお・みほ)1919年10月24日、鹿児島県大島郡瀬戸内町加計呂麻島生まれ。加計呂麻島の国民学校に代用教員として在職していた戦時中、海軍震洋特別攻撃隊の隊長として駐屯した作家の島尾敏雄と出会う。敗戦後の46年、結婚。75年『海辺の生と死』で南日本文学賞、田村俊子賞を受賞。07年3月25日、脳内出血のため奄美市の自宅で死去。他の著作に『愛の棘』『海嘯』(小社刊)。 #
by genkishobou
| 2019-03-13 16:30
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