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ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
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2021年 08月 12日
![]() 銀河叢書 橘外男 皇帝溥儀 ISBN978-4-86488-226-2 C0393 ¥3500E 四六判上製 320頁 2021年9月下旬 刊行 橘外男による、単行本未収録を中心に入手困難な作品を3つのテーマで編纂した、3冊連続刊行企画・第三弾 満洲残影篇。 壮絶な引揚体験と焦土の東京が幻視させた、夢想の大殿堂。<br>皇帝溥儀(ラスト・エンペラー)は二人いた? 元宮廷女官が発表した謎の手記をめぐり大胆な綺想を展開した未完長篇(表題作)はじめ、傀儡国家の盛衰に運命を翻弄された人々を描く作品集・満洲残影篇。 【目次】 皇帝溥儀 灯は国境の町に消え 東條元首相の横顔 大僧正と天使 明けゆく道 【本文註より】 「この小説は極めて重大な意義をもっているので、評者をして言わしむるならば誠にすばらしい企画である。今日の日本人の民族感情にピッタリ合致しており、日本人必読の作と称しても決して言いすぎではない。」(初出誌「面白倶楽部」欄外掲載の著者自身による惹句) 【著者略歴】1894年、石川県生まれ。生後すぐ、軍人だった父の転任地・高崎へ。群馬県立高崎中学を中退し、札幌の叔父のもとに預けられ、鉄道管理局に勤務(のち業務上横領罪で服役)。その後、貿易商館、医療機器店など職を転々。1922~23年、有島武郎の推輓を受けた『太陽の沈みゆく時』全三巻でデビュー。1936年、『文藝春秋』の実話募集に「酒場ルーレット紛擾記」が入選し再デビュー。1938年、「ナリン殿下への回想」で第7回直木賞を受賞。戦中は満州に渡り、戦後、文筆活動を再開。1959年、死去。主な作品に『艶魔地獄』『陰獣トリステサ』『怪人シプリアノ』『私は前科者である』『私は呪われている』『ある小説家の思い出』など。 ![]() 装幀は緒方修一さん。これで3冊完結です。 #
by genkishobou
| 2021-08-12 11:53
| 新刊情報
2021年 08月 12日
神山睦美
「還って来た者」の言葉 コロナ禍のなかでいかに生きるか 四六判上製/320頁/2021年9月下旬刊行 ISBN978-4-86488-233-0 C0095 ¥3000E 私たちをばらばらに切り離し、再生不可能と思えるほどの孤立をもたらしつつあるコロナ禍。その中で、他者との連帯と協調はいかにして可能か。親鸞の「悪人正機説」、吉本隆明の「往相還相」、イエスの「私に触れてはいけない」、村上春樹の「見えない力」――絶望的な危機のさなかで古今の言葉を読み継ぎ、「反動感情」から「配慮」へと希望の隘路を見出す。閉塞的な現在状況に批評家が全力で応えた最新評論集。 【目次】 はじめに 1 吉本隆明・親鸞・西行・ヴェイユ 死を普遍的に歌うということ――吉本隆明と立原道造 なぜ「極悪人」に「救い」があるのか――吉本隆明『最後の親鸞』』を読みながら 「還ってきた者」の言葉 「パラドックス」としての〈共生〉 竹の葉先のかすかな震え 西行の歌の心とは何か――工藤正廣『郷愁 みちのくの西行』 なぜいま絶対非戦論が問題とされなければならないのか――吉本隆明『甦えるヴェイユ』について 2 加藤典洋・村上春樹 「ただの戦争放棄」と「特別な戦争放棄」――加藤典洋の戦後観と『9条入門』 内面の表象から欲望の肯定へ――加藤典洋の村上春樹評価をめぐって 村上春樹の物語の後に 回生の言葉――江田浩司『重吉』 理由なき死――松山愼介評論集 3 大澤真幸・ジジェク・アガンベン・カツェネルソン コロナ禍のなかでいかに生きるか 負け損をする人々への配慮 <証言――あとがきに代えて 覚書 【本文」より】 吉本隆明は、親鸞の「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」という言葉を「往相」と「還相」と呼ぶわけですが、どういうことかというと、「往き」の時には、道端に病気や貧困で困窮している人がいても、自分のなすべきことをするために歩みを進めればいい、そのためには、どのような倫理性も無効になるまで宗教的な行を積み重ねてゆく。しかしそれを終えての「還り」には、どんな種類の問題でも、すべてを包括して処理して生きなければならない、ということにほかなりません。 ですから、還ってきた時には、無一物の存在として、病気や貧困で困窮している人々、それだけでなく、いわれない差別を受け、虐げられている人々、さらには人を差別し、虐げることに何の痛みも感じることのない人々まで、どうすれば往生できるかに思いを致さずにいられないのです。 この、無力で無一物の存在が、現在のコロナ禍のなかに現れたとしたらどのような言葉を発するでしょうか。 【著者略歴】 (かみやま・むつみ)1947年1月、岩手県生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒。文芸評論家。2011年、『小林秀雄の昭和』で第2回鮎川信夫賞を、2020年、『終わりなき漱石』で第22回小野十三郎賞を受賞。その他の著書に『吉本隆明論考』『二十一世紀の戦争』『大審問官の政治学』『希望のエートス 3・11以後』『日本国憲法と本土決戦』など多数 #
by genkishobou
| 2021-08-12 11:45
| 新刊情報
2021年 08月 12日
![]() ![]() 〈ルリユール叢書〉第17回配本 (25冊目) フジュレ・ド・モンブロン Fougeret de Monbron 福井寧=訳 修繕屋マルゴ 他二篇 Margot la Ravaudeuse et autres textes 予価:本体価格3,200円+税 予定ページ数:320頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-232-3 C0397 刊行予定:2021年9月下旬 真の愛に対しては常に心を閉ざしなさい。本当に愛しているように見せかけて、相手の方が本当に愛するようになるように仕向けられればそれでいいのだ。 偽善社会をこき下ろし、ディドロに「心臓に毛が生えている」と評された、人相不明の諷刺作家フジュレ・ド・モンブロン――エロティックな妖精物語『深紅のソファー』と遊女の成り上がりの物語『修繕屋マルゴ』、奔放不羈な旅人の紀行文学『コスモポリット(世界市民)』を収録。 【著者略歴】 ルイ゠シャルル・フジュレ・ド・モンブロン(Louis-Charles Fougeret de Monbron 1706–60) 北仏ピカルディー地方ペロンヌ生まれのフランスの作家。平民の父親が一代で財をなしたために食うに困らず、ヨーロッパを放浪して暮らす。18世紀文人の明るい社交性とは正反対の不機嫌な「人間嫌い」として知られ、「世界市民」を自称しながら、どこにもなじむことができない存在だった。18世紀リベルタン文学の代表作『修繕屋マルゴ』、紀行文学『コスモポリット(世界市民)』が代表作のほか、フランス人の英国贔屓を批判する『英国かぶれ予防法』、パリの腐敗を批判する『ガリアの首都、新しきバビロン』などの著作がある。 【訳者紹介】 福井寧(ふくい・ひさし) 1967年、青森市生まれ。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。東京都立大学人文学部研究科仏文専攻博士課程単位取得中退。モンペリエ第三大学でDEA取得。全国通訳案内士(フランス語・英語)。訳書に、ネルシア『フェリシア、私の愚行録』(幻戯書房)。 #
by genkishobou
| 2021-08-12 11:35
| 新刊情報
2021年 08月 12日
![]() ![]() ルリユール叢書 第17回配本 (24冊目) グザヴィエ・ド・メーストル Xavier de Maistre 加藤一輝=訳 部屋をめぐる旅 他二篇 Voyage autour de ma chambre et deux autres nouvelles 予価:本体価格2,900円+税 予定ページ数:296頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-231-6 C0397 刊行予定:2021年9月下旬 本棚の傍を旅しているときに出くわす奇妙な出来事について、その千分の一でも描こうとしたら、わたしは書き終えられないだろう。クックの旅行記も、その同行者だったバンクスとソランダー両博士の観察記も、ただここだけでのわたしの冒険とは比べものにならない。 フランス革命の只中、18世紀末のトリノで、世界周游の向こうを張って42日間の室内旅行を敢行、蟄居文学の嚆矢となったグザヴィエ・ド・メーストル「部屋をめぐる旅」――その続編「部屋をめぐる夜の遠征」、および「アオスタ市の癩病者」の小説3篇と、批評家サント゠ブーヴによる小伝を収録。 われわれは、ここに再版する興味深い発見や冒険を行なった人物よりも前に存在した旅行家たちの価値を、貶めるつもりはない。マゼラン、ドレーク、アンソン、クックといった方々は、疑いなく立派な人物である。ただ、もしわれわれの思い違いが過ぎるのでなければ、あえてこう言わねばならない、『部屋をめぐる旅』には先立つ全ての旅をはるかに上回る特別な価値があるのだ、と。 ――ジョゼフ・ド・メーストル デカルトは、ナッサウ公マウリッツに仕えていたとき、同じ方法で、ただし比類ない真剣さで、軍隊生活の空白を埋めていた。〔……〕グザヴィエ・ド・メーストルもまた、不安も煩悶もなかったようで、『部屋をめぐる旅』を書きはじめた。独創的な主題であり、何でもないことについて何でも語ることができた。 ――アナトール・フランス サヴォワ人の筆すさびがわれわれに残した不滅の小著…… ――ホルヘ・ルイス・ボルヘス 彼はそのとき住み慣れて知り切っていると信じた自分の部屋の周游旅行を志すことに依ってこの憂さを消そうと計画したのであった。これは確かによい思いつきだ。憂愁と退屈には旅行は何よりもの慰安である。それに仔細な観察に眼と心とを慣らすということは人の精神に無駄なことではない。で彼は自分の部屋を旅行し、観察し、数々の未知を発見し、これに就てのエキゾチクと云ってよいほどの驚きを記録している。彼の部屋は殆ど一つの世界である。 ――きだみのる クサヴィエ・ド・メストルは二つの冒険譚を書いた。小説もあるが、それはまあいい。何よりも風変わりな冒険物をいうべきだろう。フランス人が文章においてとりわけたっとぶ「クラルテ」と「レジェルテ」、つまり明晰さと軽妙さとをほどよくそなえ、フランス語散文の好見本にちがいない。 だが、この名前が文学辞典にみつかるかどうか、大いにあやしい。 ――池内紀 【著者略歴】 グザヴィエ・ド・メーストル(Xavier de Maistre 1763–1852) サルデーニャ王国シャンベリ生まれのフランス語圏作家。反動思想家ジョゼフ・ド・メーストルの弟。本職は軍人のため寡作ではあるが、フランス革命下に自らの部屋を旅したという奇妙な旅行記『部屋をめぐる旅』によって名を残すほか、ジュネーヴの作家ロドルフ・テプフェールとの親交により、フランス国外のフランス語圏文学への着目を促したことも、文学史的に特筆される。後半生は主にロシアで暮らし、サンクトペテルブルクで亡くなった。 【訳者紹介】 加藤一輝(かとう・かずき) 1990年、東京都生まれ。東京大学大学院・人文社会系研究科(仏文)博士課程在学中。リヨン高等師範学校に游学ののちパリ大学(旧パリ第七大学)修士課程修了、その間に三度の部屋をめぐる旅を行なう。翻訳サークルCato Triptyqueからの訳書に、シャンフルーリ『猫』『諷刺画秘宝館』(共訳)、若月馥次郎『桜と絹の国』。 #
by genkishobou
| 2021-08-12 11:25
| 新刊情報
2021年 07月 19日
![]() 近藤耕人 リトル・ヴェニス ISBN978-4-86488-228-6C0093 ¥2200E 四六判上製 304頁 2021年8月下旬刊 野辺麻夫は家を出た。自分の絵を描くためには独りにならなくてはならない。――1970年代イギリスへ絵画制作のため赴く画家。生まれ育った東京の記憶を瑞々しく回想する青年。大災害で壊滅した世界を生き抜く二人の男。言語と映像の関係を思考し続けてきた著者が作り出した、20世紀文学の記憶が様々に木霊する文学空間。書き下ろしの表題作他、第一回文藝賞佳作「風」を含む創作集。 【目次】1 リトル・ヴェニス 2 蝉しぐれの森/口をきかない影/「母への手紙」 3 風 【著者略歴】(こんどう・こうじん)1933年、東京生れ。英文学者、評論家。東京大学文学部英文科卒。1962年戯曲「風」で第一回文藝賞佳作入選。明治大学教授のち名誉教授。著書に『映像と言語』『目の人 メディアと言葉のあいだを読む』『山高帽と黒いオーバーの背』など、訳書にスーザン・ソンタグ『写真論』ジェイムズ・ジョイス『さまよえる人たち』など、共編著に『サミュエル・ベケットと批評の遠近法』など多数。 【本文より】 「最初に書いたときの、純粋な気持で書くんだよ。それしかないよ。それだけがほんとうに書く値打のあることだ。一生生きてもそれは変らない」 「一生変らないとすると、若かったあと、何十年も生きてきたのはなんだったんだろうと思うね。なにもなかったことになる」 「なにもないところをぐるぐる廻っていたのさ」 「いざ書こうと思ってペンを取ってもなにも書けないのはそのためかな」 「なにか書くことが定ってりゃだれでも書けるさ。上手い下手はあるが。なにもないことを書くのがむずかしいよ。それが人生だから、みんな生きていて、なにもない。あたりまえのことだからだれでも書けるわけじゃねえ。おまえさんなら書けるよ」 「書けそうな気がして書こうと思うと、消えてなくなってしまう」 「消えないようなものは書いてもしようがねえんだ」 #
by genkishobou
| 2021-07-19 14:40
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