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ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
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2023年 05月 15日
小谷野敦小説集 蛍日和(ほたるびより) 978-4-86488-276-7 0093 定価:本体2900円+税 2023年6月刊 愛妻小説 出会い、引っ越し、再婚、断煙、禁断症状、不安神経症、ノイローゼ、睡眠障害、鬱、妻の事故……その屈託に寄り添った妻との十五年。4篇収録 廊下で蛍とすれ違うことがある。といっても大抵はトイレから出て来た蛍の脇を私が通るのだが、狭いから、蛍は片側の壁に、両手をあげてピタッと張り付き、「あじのひらきッ」と言うのである。 その頃、ウェブを検索していて、私が若いころ半年ほどつきあっていた先輩の吉川玲子が、勤務先の八重桜大学で学部長になっているのを知り、複雑な気分に襲われた。私は大学教授になり損ね、妻も非常勤で苦労し、著作も売れなくなっている。さらにこの病気で逼塞状態だ。もちろん東大教授でも死ぬことはあるのだから、生きてこそとも考えられる。惨めな気分を被虐趣味に変えてみたりもした。 ――「幻肢痛」より―― 【著者紹介】 小谷野敦(こやの・あつし) 1962年、茨城県生まれ。作家、比較文学者。東京大学文学部英文科卒業。同大学院比較文学比較文化選考博士課程修了、学術博士。著書に『聖母のいない国』(サントリー学芸賞)『〈男の恋〉の文学史』『もてない男』『江戸幻想批判』『恋愛の昭和史』『谷崎潤一郎伝 堂々たる人生』『川端康成 双面の人』『江藤淳と大江健三郎』『純文学とは何か』『歌舞伎に女優がいた時代』等多数。小説集に『非望』『童貞放浪記』(映画化)『母子寮前』『ヌエのいた家』(以上2点、芥川賞候補)『東十条の女』がある。 #
by genkishobou
| 2023-05-15 11:25
| 新刊情報
2023年 05月 10日
〈ルリユール叢書〉第31回配本 (43冊目) アルフレッド・ジャリ 佐原怜=訳 昼と夜 絶対の愛 Les Jours et les Nuits / L’Amour absolu 定価:本体価格3,000円+税 予定ページ数:320頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-277-4 C0397 刊行予定:2023年6月下旬 頭はじつに孤独で、じつに丸裸だった。 アポリネール、ブルトン、レーモン・クノー、イヨネスコ、ボリス・ヴィアンら20世紀フランスの前衛作家たちに多大な影響を与えた、不条理の作家アルフレッド・ジャリ――兵役体験における生と存在を夢幻的に描く『昼と夜』、催眠術によって新しい世界を創造しようとする『絶対の愛』の小説2篇を収録。 彼がアルコールのせいで死ななかったら、今日では有名な巨匠となり、文学における税関吏ルソーのようなもの以上の存在になっていたであろう。──アルベール・ティボーデ 感傷の入り込む隙のないこうした知性の放蕩に没頭できたのはルネサンス時代の人だけだったが、奇跡的なことに、ジャリはこうした至高の放蕩ができた最後の人であった。──ギヨーム・アポリネール 芸術と人生との間に必要なこととして長いこと保たれていた区分に、ワイルドよりもジャリ以降、異議が申し立てられ、その原理において無化されることになるのだと言おう。──アンドレ・ブルトン 【著者略歴】 アルフレッド・ジャリ(Alfred Jarry 1873-1907) フランスの詩人・劇作家・小説家。ロワール地方の町ラヴァルにて生まれる。ブルターニュ地方の町で幼少期を過ごし、大学受験のためパリへ上京。象徴主義の作家たちに出会い、以降、文学の道に進む。マラルメのサロンや、デカダン系作家ラシルド夫人のサロンに出入りするとともに、ポン゠タヴェン派・ナビ派の画家たちとも付き合いを始める。1894年に、象徴主義を極限まで突き詰めたような詩と戯曲とからなる詩文集『砂の刻覚書』でデビュー。1896年、ユビュ親父が「どこでもない国」で王位を奪う戯曲『ユビュ王』を発表。その上演は大スキャンダルを巻き起こした。その他、『訪れる愛』『フォーストロール博士言行録』『メッサリナ』『超男性』などの小説作品を残した。 【訳者紹介】 佐原怜(さわら・さとし) 1980年、青森県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学後、ソルボンヌ大学で博士号を取得。現在、千葉大学非常勤講師。専門はアルフレッド・ジャリ。 #
by genkishobou
| 2023-05-10 14:52
| 新刊情報
2023年 04月 06日
日原雄一 妄想私小説 死にたさの虫が鳴いている ISBN978-4-86488-274-3 C0093 四六判上製 126頁 定価:本体2400円+税 装画:村祖俊一さん 2023年5月下旬刊 美少年に欲情するこんな私は、死んでしまいたい。 溝口病院の当直室から、駅の線路が見える。 ガタンガタンと通る列車が見える。ガタンガタンと、死にたさが鳴る。 ある精神科医の、少年時代からの、インモラルな心の軌跡。 ハハ、みんなの死にたさを だれも だれしも 癒すことなんてできないから、きょうも私は 虚無に供物をささげているのです 著者1989年東京生まれ。ほか非公開 #
by genkishobou
| 2023-04-06 10:15
| 新刊情報
2023年 04月 06日
東 龍造 おたやんのつぶやき 法善寺と富山、奇なる縒(よ)り糸 ISBN978-4-86488-275-0 C0093 ¥1800E 定価(本体1,800円+税) 四六上製 176頁 2023年5月下旬刊
せやせや、あんた、若いさかい、〈おたやん〉言うてもわかりまへんわな。 いまでは死語になってるかもしれまへんけど、大阪ではお多福人形のことを〈おたやん〉と呼んでましたんや。 「夫婦善哉」を軸に、家族の“時”が結ばれる、こころに沁みる物語。 表題作ほか、「チンチン電車の風音」 「ロック・フォートの夕照」を収録 本文より そのころ、法善寺横丁には紅梅亭と金沢亭という落語の定席が二軒も並んでましたんや。ぜんざい屋は、金沢亭の西隣りにおました。芝居小屋が軒を連ねる道頓堀へと通じる、浮世小路の角に店舗を構えてましたんや。 お多福人形にちなんで、店の屋号を「お福」とつけてくれはったくらいやから、ホンマに〈おたやん〉冥利に尽きますわ。 著者紹介 東 龍造(ひがし りゅうぞう) 1954年、大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。日本ペンクラブ会員。関西大学社会学部非常勤講師。小説作品に『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』(幻戯書房 2021)がある。エッセイストとして本名の武部好伸で映画、ケルト文化、洋酒、大阪をテーマに執筆を続け、著書に「ケルト」紀行シリーズ全十巻(彩流社 1999~2008)、『ぜんぶ大阪の映画やねん』(平凡社 2000)、『スコットランド「ケルト」の誘惑 幻の民ピクト人を追って』(言視舎 2013)、『ウイスキー アンド シネマ 琥珀色の名脇役たち』(淡交社 2014)、『大阪「映画」事始め』(彩流社 2016)、『ヨーロッパ古代「ケルト」の残照』(同 2020)など多数。 #
by genkishobou
| 2023-04-06 10:01
| 新刊情報
2023年 04月 04日
〈ルリユール叢書〉第30回配本 (41・42冊目) ジュール・ヴェルヌ 三枝大修=訳 シャーンドル・マーチャーシュ 地中海の冒険 〈上・下〉 四六変上製 〈上巻〉456頁 本体価格4,200円+税 ISBN978-4-86488-272-9 C0397 〈下巻〉384頁 本体価格3,700円+税 ISBN978-4-86488-273-6 C0397 刊行予定:2023年5月中旬 装幀:小沼宏之さん その蒸気船はスピードの出る船だった。ものすごい勢いで大きくなりながら、こちらへ近づいていた。舳先のあたりで海が白くなるのが見えた。私がじっと動かずにいるその場所を、二分もしない内に真っ二つに切り裂いてゆくにちがいない。 「逃げるんだ、マーチャーシュ! 生きて、裏切り者に鉄槌をくだせ!」 ハンガリー独立運動の道半ばにして斃れた仲間たちから「裁き」の使命を託されたシャーンドル・マーチャーシュ伯爵。果たして彼は、奸智に長けた仇敵たちを捕らえることができるのか?――――『海底二万里』『八十日間世界一周』を凌駕し、ジュール・ヴェルヌの小説シリーズ〈驚異の旅〉の中でも最大級のスケールを誇る、狂瀾怒濤の海洋冒険物語。上巻は、全五部のうち第三部第四章までを収録。下巻は、第三部第五章から第五部最終章までを収録。エッツェル版挿絵全点を掲載した新訳決定版。 『シャーンドル・マーチャーシュ』の中には……通信文を暗号化できるグリッドがあります。私はこのアイデアにすっかり魅了されてしまいました……小学生だった私は、ただちにグリルをこしらえました。エッツェル版には、順番に向きを変えられたグリルが四通り再現されていましたから、小学校では、日がな一日、お互いに暗号文を送り合ったものです…… ──ジュリアン・グラック ヴェルヌは、地図と版画に対する掛け値なしの愛だけでなく、われわれが子どもの頃、物理、化学、天文学の教科書をめくっていて、それらが書物としては内容もお粗末なら見てくれも悪く、われわれにはまるで歯が立たなかったにもかかわらず、初めて見る単語や解読できない図版、そして希望に充ち満ちているのを前に感じた、あのときめきをも言葉に移し込んだ最初の人なのである。彼は自分が言挙げする内容をある種の科学の中に見つけ、そうすることで知をめぐる想像力を刷新したのであった。 ──ミシェル・ビュトール 大人になったばかりの私、大人になって久しい私は、自分の中に持ち運んでいる苦い死体、すなわち子ども時代のわずかな残骸を掘り起こしたいと思った。彼は依然として大平原(ステップ)に、メールシュトロームに、氷原(バンキーズ)に、太平洋に魅せられている。海も、わずかな学識も、生活の火も私をヴェルヌから解放してくれなかった。 ──ミシェル・セール 私はヴェルヌの本とともに大きくなった。他にこれほどの回数読み返した小説は一つもないような気がする。ヴェルヌの本は長く、重く、頭を混乱させかねない辞書のようであった。その現実性(リアリティ)は実際の経験よりも心に深く浸透していった。 ──J・M・G・ル・クレジオ 私の命ならさしあげるが、ジュール・ヴェルヌの作品をお貸しすることはできかねます! 私はそれほどまでにあの方の作品に夢中になっていて、恋心を抱くほどなのです。もしもあなたが作品を読まれたら、どうかそれについては絶対に私に話さないでください、あの御名を私の前で発することさえ遠慮願いたいのです。なぜなら、跪かずにかの御名を発するなど、それは私にとってひとつの冒瀆に思われるのですから。彼こそは、あらゆる時を通じてもっとも偉大な文学的天才です。この時代の作家がひとり残らずすっかり忘れ去られても、彼は「残って」いるでしょう。 ──レーモン・ルーセル 【著者略歴】 ジュール・ヴェルヌ(Jules Verne 1828–1905) フランスの小説家。港町ナントに生まれる。1848年に法学部生としてパリに上京後、学位を取得するも代訴人であった父の事務所を継ぐことを拒否、文学修行に励む。1863年、前年に出会った出版者エッツェルの手で、長編第一作となる『気球に乗って五週間』が刊行される。以後、『地球の中心への旅(地底旅行)』『地球から月へ』『海底二万里』『八十日間世界一周』『神秘の島』等、世界中を舞台とした冒険小説の連作〈驚異の旅〉をエッツェル社から発表、SFの先駆けとなったほか、その遊戯的な形式性が二十世紀の主流文学にも影響を与えた。 【訳者紹介】 三枝大修(さいぐさ・ひろのぶ) 1979年、千葉県生まれ。ナント大学博士課程修了、博士(文学)。現在、成城大学経済学部教授。専門は近代フランス文学。共著に『モダニズムを俯瞰する』(中央大学出版部)、『フランス文学を旅する60章』(明石書店)、『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』(水声社)。共訳書にミシェル・ビュトール『レペルトワールI』『レペルトワールII』(幻戯書房)、ミシェル・レリス『オペラティック』(水声社)、ジュール・ヴェルヌ『蒸気で動く家』(インスクリプト)などがある。 #
by genkishobou
| 2023-04-04 15:59
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