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ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
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2025年 02月 03日
![]() 僕は魔法で希望に立ち向かう 元不登校の俳優・デザイナーとしての生き方 ISBN978-4-86488-319-1 C0095 四六判並製 184頁 傷を背負った人だからこそ、紡げる言葉や声や感情がある。中学で不登校。声優の夢を諦め、ジュノンボーイコンテストに落選、アパレルショップ店員と俳優との兼業に挫折し……異色の経歴を持つ人気ブランド「shabondama」主宰による、初の長篇エッセイ。絶望と希望のあいだで日々生きるあなたに、全力で伝えたいメッセージ。 「shabondama」主宰、初エッセイ 僕は現在、俳優とファッションデザイナーをさせていただきながら、〈踊ってみた〉というジャンルでダンスをし、動画サイトで発表しています。この本は、僕が今まで間生きてきた二十数年間の未熟な経験をもとに、僕のような人が少しでも楽になれたらと書き始めました。誰かの手をとって行動してもらうよう隣で応援はできないけれど、言葉として、一生懸命伝えさせてください。もしよければ、あなたの時間を少しいただけたら、嬉しいです。(「はじめに」より) はじめに 1 北海道の頃のこと 上京まで 2 お洋服との日々 3 演技とダンス。絶望と希望 4 八田拳に聞いてみた(Q&A) Extra 僕の(居た)部屋 あとがき ![]() 著者 八田 拳(はった けん) 1997年 8月 26日、北海道生まれ。第28回ジュノンスーパーボーイコンテストでBEST50に選出。映画「火だるま槐多よ」、映画「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」、「ほんとにあった怖い話」などに出演。今後も出演作品を控えている。アイドルなどに衣装提供なども行い、自身のファッションブランド『shabondama』を主宰。 #
by genkishobou
| 2025-02-03 15:13
| 新刊情報
2025年 01月 15日
〈ルリユール叢書〉第44回配本 (63冊目) ![]() 装幀は小沼宏之さん ![]() シルビナ・オカンポ/アドルフォ・ビオイ・カサーレス 寺尾隆吉=訳 愛する者は憎む 予価:本体価格2,700円+税 予定ページ数:240頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-318-4 C0397 刊行予定:2025年2月下旬 夢とは我々が日常的に狂気を実践する場にほかならない。発狂の瞬間に我々は、《この世界ならお馴染みだ、生涯ずっと毎晩のように見てきた景色だ》とでも言うのかもしれない。だからこそ、白昼夢を見ると理性に眩暈を感じるのだろう。 幻想的短編小説の名手シルビナ・オカンポと、名作『モレルの発明』の著者にして夫のアドルフォ・ビオイ・カサーレスが共作した唯一の長編小説。スペイン語圏に推理小説ブームを巻き起こすボルヘス監修の伝説的コレクション〈第七圏〉から刊行された名作の探偵小説が本邦初訳で登場。 私の知る限り、ビオイ・カサーレスほど生の不安定を深く感じている者はいない。――ホルヘ・ルイス・ボルヘス 〔オカンポは〕イスパノアメリカで最高レベルの独創的短編小説家であり、先駆者は容易に見つからない。――セサル・アイラ この小説が記憶に残るのは語り手の口調のおかげだ〔…〕。結末は驚くべき悲劇であり、夫よりシルビナの世界に近いように思われる。――「クラリン」紙書評 アルゼンチンの推理小説に目を向ければ〔…〕、極めて独創的なボルヘスの短編「死とコンパス」と並び〔…〕、『愛する者は憎む』も優れた作品です。――アウグスト・ロア・バストス シルビナ・オカンポとアドルフォ・ビオイ・カサーレスは、危険な、だからこそ魅力に満ちた試みを見事に成し遂げた。――「スール」誌書評 【著者略歴】 シルビナ・オカンポ(Silvina Ocampo 1903–93) 1903年、六人姉妹の末娘(長女はビクトリア・オカンポ)として、ブエノスアイレスの貴族的家庭に生まれる。1908年に初めて渡欧、20年代にはレジェやデ・キリコとともに絵を学ぶ。帰国後、姉の創刊した雑誌「スール」に協力、32年にビオイ・カサーレス(40年に彼と結婚)と知り合った後、文学に転向。37年発表の短編集『忘れられた旅』以後、詩集や短編集の発表を続け、54年にブエノスアイレス市文学賞を受賞。93年にブエノスアイレスで歿した。 アドルフォ・ビオイ・カサーレス(Adolfo Bioy Casares 1914–99) 1914年、大農園主の一人息子としてブエノスアイレスに生まれる。幼少期から文学を愛読し、32年にホルヘ・ルイス・ボルヘスと知り合った後、創作活動に従事。40年にシルビナ・オカンポと結婚、同年刊行の長編小説『モレルの発明』が国内外で反響を呼ぶ。以後、『脱獄計画』(1945)、『英雄たちの夢』(1954)などの長編や『影の側』(1962)などの短編集を定期的に発表。90年セルバンテス賞受賞。98年にブエノスアイレスで歿。2006年に生前の日記『ボルヘス』が刊行された。 【訳者紹介】 寺尾隆吉(てらお・りゅうきち) 1971年、名古屋市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。専門は20世紀のラテンアメリカ小説。著書に『ラテンアメリカ文学入門』(中公新書)、『一〇〇人の作家で知る ラテンアメリカ文学ガイドブック』(勉誠出版)など。訳書にマルティン・ルイス・グスマン『ボスの影』(幻戯書房)、ホセ・ドノソ『別荘』(現代企画室)、バルガス・ジョサ『水を得た魚』(水声社)など多数。 #
by genkishobou
| 2025-01-15 13:43
| 新刊情報
2025年 01月 07日
![]() トーマス・ジェームス・コブデン=サンダーソン 美しい書物/アーツ・アンド・クラフツ運動 The Book Beautiful/The Arts and Crafts Movement 野村悠里 訳 978-4-86488-314-6 C0098 A5変型 フランス装 本文糸かがりのみで綴じ 表紙は糊で貼らずにくるむ仕上げ 114頁 本体3000円 ![]() 19世紀末イギリスで製本工房を開き、美しい書物をつくり、ウィリアム・モリスとともに装飾芸術を広めたことで知られているコブデン=サンダーソンの『美しい書物』『アーツ・アンド・クラフツ運動』の翻訳。機械製本が主流となるなか、手工芸として技法と理念を説き、書物修復にとっても参考となるテキスト。 表紙は19世紀マーブル紙を模した図柄を使用。 T. J.コブデン=サンダーソン Thomas James Cobden-Sanderson (1840-1922) イギリスの製本家,装丁家。ウィリアム・モリスの影響のもとにハンディクラフトの分野に進む。1884年ロンドンに製本術のワークショップを,1893年ハマースミスにダブズ製本所を設ける。『聖書』Doves Bible (1903~05) ,ジョン・ミルトンの著作をはじめ多くの優れた本を世に送り出すなど,イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の発展に大きく貢献した。 野村悠里 (のむら・ゆり)慶應義塾大学大学院(法学修士)、東京大学大学院(文学修士)、東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻満期退学(文学博士)。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は、書物装幀史およびルリユール制作。主な著書に『書物と製本術――ルリユール/綴じの文化史』(みすず書房)、『或る英国俳優の書棚』(水声社)。 #
by genkishobou
| 2025-01-07 17:32
| 新刊情報
2024年 12月 09日
〈ルリユール叢書〉第43回配本 (62冊目)
![]() フリードリヒ・ヘッベル磯崎康太郎=訳 ニーベルンゲン 三部のドイツ悲劇 予価:本体価格4,800円+税 予定ページ数:448頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-316-0 C0397 刊行予定:2025年1月下旬 フロイトやブレヒトにも影響を与えた、19世紀ドイツ最大の悲劇作家フリードリヒ・ヘッベル――中世叙事詩『ニーベルンゲンの歌』に忠実な劇作化が試みられ、ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指輪』四部作と双璧をなすことになった、最後の観念劇とも言われるヘッベル晩年の大傑作。 『ニーベルンゲン』を三部構成にしたのは、素人でもそれが当然だと思えるがゆえに偉大な芸術的功績である。この構成は、詩人が劇にふさわしくない冗漫さに陥ることなく、筋書きのもつ悲劇性豊かな内容を余すところなく使うことができるという利点をもたらしている。この構成は見るたびにつねに新しい、そしてつねに感動的な状況をわれわれの魂に開示してくれるほどに計り知れない悲劇的深みのある題材をいくつか生み出している。――ハインリヒ・フォン・トライチュケ 観念劇にはイデオロギー的情熱や構成能力が必要な要素となる。そこでは登場人物をつくることだけでなく、かれらを収める絵、額縁、壁、家、さらには新しい空間をもつくることが重要だからである。これらはすべて思索家の情熱によって打ち立てられるというだけではなく、透けて見えなくなったりするものであるため、劇中で生を営み、観衆に徐々に洞察を授ける登場人物の動きでしか気づかれないものでもある。これをうまく表現した最後の人物がヘッベルである。――ローベルト・ムージル 『ファウスト』から『ニーベルンゲン』までのドイツの古典作家の作品は、なんと喜劇にふさわしい素材と着想の宝庫であることか!――ベルトルト・ブレヒト 【著者略歴】 フリードリヒ・ヘッベル(Friedrich Hebbel 1813–63) ドイツの劇作家、詩人、小説家。デンマーク王国領ホルシュタイン公国のヴェッセルブーレンに生まれる。1840年、処女作『ユーディット』を発表し好評を博す。その後、ロベルト・シューマンの同名のオペラの原作となった『ゲノフェーファ』、『マリア・マクダレーナ』などを発表。1836年にミュンヘンなどに遊学後、デンマーク国王の扶助によりパリやローマを旅行。ウィーンで女優クリスティーネ・エングハウスと結婚、劇作家としての名声を確立した。19世紀ドイツ最大の悲劇作家と称され、フロイトやブレヒトなど、後世の思想家や作家にも大きな影響を及ぼした。 【訳者紹介】 磯崎康太郎(いそざき・こうたろう) 1973年、神奈川県生まれ。現在、福井大学教授。専門は近現代ドイツ文学。著書に『アーダルベルト・シュティフターにおける学びと教育形態』(松籟社)、『ドイツ語圏のコスモポリタニズム 「よそもの」たちの系譜』(共著、共和国)、訳書にアーダルベルト・シュティフター『書き込みのある樅の木』、アライダ・アスマン『記憶のなかの歴史―個人的経験から公的演出へ』(ともに松籟社)などがある。 #
by genkishobou
| 2024-12-09 14:27
| 新刊情報
2024年 12月 09日
![]() 銀河叢書24冊目 書棚の一隅 西村賢太が愛した短篇 杉山淳 編 本体3400円+税 四六上製 256頁 978-4-86488-315-3 C0393 2025年1月下旬刊 文豪ばかりが作家じゃないことを、いつか教えてもらっていた。 その耽読した作品をめぐる文章や発言をもとに編んだ、明治・大正・昭和の10篇。 西村賢太の文学の軌跡を追体験する、その書架の一隅。 「現今の評論家や小説家風情の恣意的な文学史には一切頼らぬ」 【収録作】 村山槐多「悪魔の舌」……悪食が嵩じて人肉を求める過程の描写の妙は、乱歩だけでなく私のような馬鹿の中卒者をも、確かに唸らせてくれたのである。 倉田啓明「謀反」……散見するところの新味もやくたいもない、その種の“文学史”本中には、書き手の無知から拾い上げることが不可能な作家の一人となっているのだ。 大坪砂男「天狗」……まるでムダな体脂肪と云うものがない。鋼の筋肉のみで構築されたような、他に類のない驚異的な文体である。 松永延造「アリア人の孤独」……『松永延造全集』は、私の貧しい書架――その全集類を並べた棚の一つの、一番いい位置に配している。即ち、最上段の左側に三冊並べている。 葛西善蔵「哀しき父」……凶暴性を孕んだ自虐のユーモアを書かせて、この私小説家の右に出る者は未来永劫絶対にない。 嘉村礒多「足相撲」……これが嘉村の筆になると、さすがにそれらの類のものとは質の異なる、葛西への屈折した呪詛を盛り込んだ私怨漲る不気味な作を発表している。 田中英光「N機関区」「少女」……揃いで三万円程の『全集』を購め、一作ごとにコピーを取り、それを日替わりで常に携えながら、港湾人足に出向く行き帰りの電車内や、作業の昼休み時間中に繰り返し繰り返し読み込んだ。これがその頃の一番楽しい時間でもあった。 北條民雄「いのちの初夜」……人間みな必ず死ぬ運命にある基本的なことを思い出せば、この作にちと疑問を持ってしまう点もまた同様である。 山本周五郎「須磨寺附近」……それは同号創作欄の、泉鏡花や正宗白鳥、近松秋江、里見弴、或いは新進の川端康成や牧野信一ら錚々たる名文家の中にあって、小面憎い程の存在感を放っていた。 各篇著者略歴 村山塊多 むらやま かいた 明治29―大正8年(1896―1919) 神奈川県出身。画家、詩人、小説家。京都府立第一中学卒。ポー、ボードレール、ランボーに心酔、詩や戯曲をつくり、絵を描いた。短い生涯で六編の短篇小説を遺し、いずれの作品も怪奇趣味が色濃く、ロマン主義的傾向が強い。 倉田啓明 くらた けいめい 明治24―?年(1891―?) 武州出身。没年不明。自称、鏑木清方の遠縁。慶應義塾出身者を中心とする三田派の文士として登場。初期は耽美的な作風だったが、谷崎潤一郎の贋作を執筆し、原稿料を詐取した容疑で収監後は大衆小説家として活躍。探偵小説をはじ8めジャンルを横断して執筆活動を行ったが、昭和10年代を最後に消息が途絶える。 大坪砂男 おおつぼ すなお 明治37―昭和40年(1904―65) 東京牛込出身。探偵小説家。江戸川乱歩が『宝石』誌からデビューした香山滋、島田一男、山田風太郎、高木彬光、大坪砂男を評したいわゆる「戦後派五人男」の一人。佐藤春夫の推薦により「天狗」が『宝石』誌に掲載される。文体への徹底したこだわりから、極端な遅筆となり、最後には創作不能状態となった。 松永延造 まつなが えんぞう 明治28―昭和13年(1895―1938) 神奈川県出身。小学校二年で脊椎カリエスとなり、生涯、闘病生活を送る。ドストエフスキーから決定的な影響を受ける。文壇的には孤立しており、生前に大きく評価されることはなかった。代表作は大正11年(1922)刊行のアンチミステリーの傑作『夢を喰う人』。 葛西善蔵 かさい ぜんぞう 明治21-ー昭和3年(1887―1928) 青森県出身。徳田秋声に師事。同人誌『奇蹟』に発表した「哀しき父」が評判となり、作家としてデビュー。寡作なことでも知られ、破滅型文士の典型ともいえる生涯を送った。 嘉村磯多 かむら いそた 明治31―昭和8年(1897―1933) 山口県出身。宗教性と交錯する破滅型私小説の書き手として知られる。葛西善蔵とのかかわりは、新潮社の文芸誌『不同調』の記者を務めていた際、担当編集者になったところから始まる。 田中英光 たなか ひでみつ 大正2―昭和24年(1913―49) 東京赤坂出身。昭和7(1932)年、ロサンゼルスで開催された第10回オリンピック大会に、ボートの日本代表として参加。のちの「オリンポスの果実」の題材となる。太宰治に師事。アルコール依存、薬物中毒に陥りながら、創作活動に従事。デカダンスな生活を送った末、昭和24(1949)年11月3日、三鷹禅林寺の太宰の墓前で自裁。 北條民雄 ほうじょう たみお 大正3―昭和12年(1914―37) 朝鮮京城(現ソウル)出身、徳島で育つ。東村山の全生院入院後、川端康成に師事。川端の仲介で『文学界』に発表した第二作「いのちの初夜」(1936)が評判となる。創作に全身全霊で打ち込む中、結核を病み夭折。川端は北條の死に取材した短篇「寒風」(1941―42)を遺している。 山本周五郎 やまもと しゅうごろう 明治36―昭和42年(1903―67) 山梨県出身。苦労の末、大衆小説家としての地位を不動のものとした。他者を容易に近づけることなく、禁欲的に創作に打ち込む生活を送ったが、大衆に寄り添った作風でも知られる。代表作に『樅ノ木は残った』(1958)等。 編者略歴 杉山淳 すぎやま あつし 昭和48年(1973)―東京生、国文学研究者。単著として『怪奇探偵小説家、西村賢太』(東都我刊我書房 2023)等。共編著多数。 #
by genkishobou
| 2024-12-09 14:15
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