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ご購入に関するお問い合わせは、メールにて受け付けております。 メール:genki@genki-shobou.co.jp TEL03-5283-3934 幻戯書房刊行の書籍の詳細は小社ホームページをご覧ください。 幻戯書房 (げんきしょぼう)は 歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。 ライフログ
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2024年 11月 15日
![]() 両吟集 爛柯 別所真紀+佐久間鵠舟 ISBN978-4-86488-311-5 C0092 定価(本体1,800円+税) 装幀は真田幸治さん ※ランカ【爛(柯】とは 両吟 集 爛柯〔述異記〕(斧(オノ)の柯(エ)が爛(クサ)る意。晋(シン)のきこり王質が、森の石室の中で童子らが打っている碁を見ているうちに、斧の柄が腐ってしまうほど時がたったという故事から)㊀囲碁に夢中になり、時間が過ぎるのを忘れること。㊁遊びにふけって時のたつのを忘れること。(新潮国語辞典 現代語・古語 初版) コロナ禍にあって、複数での座が困難であったときに、二人で織りなした連句=両吟を集成。 「連句は連想がもたらす時空の変化、イメージの変遷を言葉で定着しようとする試みである。」 現代連句出版の到達点。 令和二年 コロナ・パンデミック 遠雷の街に潜める憂ひあり 朱夏の渚に寄する高波 令和五年 コロナほぼ終息 原色のラテン系ゆく冬の街 カオスを蹴ってブーツ闊歩す (まえがき より) 俳諧連句は、山本健吉がいみじくも名付けたように『座の文学』です。私は『座』を共生空間とも呼びますが、幾人かの連衆が一座して即座即興に付け合い、歌仙なら三十六行のうちに森羅万象を詠みこみ、紙の上に架空の乾坤を打ち建てる特殊な文芸形式。(私は芭蕉の謂う乾坤をミクロ・コスモスとも言い換えています。 (別所真紀) (あとがき より) 詩人、俳諧誌「解䌫」主宰の別所真紀先生にお会いできた事になりました。そして、ただ、知識的に断片的かつ些少な知識しか持っていなかった俳諧(連句)について、生きた知識、経験、体系的な知識を得、実践する場を得ることができるようになりました。そして、実作なしに、この文藝、連句を理解できないことを理解しました。 (佐久間鵠舟) 真紀 まき(本名 別所真紀子) 一九三四年、島根県生まれ。詩人・作家。著書は、別所真紀子名で、詩集に『しなやかな日常』『アケボノ象は雪を見たか』『ねむりのかたち』『すばらしい雨』、詩句集に『風曜日』、評論集に『芭蕉にひらかれた俳諧の女性史』『言葉を手にした市井の女たち』、俳諧評論『共生の文学』(長谷川如是閑賞論文を含む)、『江戸おんな歳時記』(小社刊、読売文学賞)など。小説に、『雪はことしも』(歴史文学賞)『つらつら椿』(町田文化賞)『芭蕉経帷子』『残る蛍』『数ならぬ身とな思ひそ』『詩あきんど 其角』(小社刊)『浜藻崎陽歌仙帖』(小社刊)、童話に『まほうのりんごがとんできた』など。 鵠舟 こうしゅう(本名 佐久間幸秀) 一九五〇年、東京都生まれ。一九七四年一橋大学法学部卒。銀行に就職。国内支店、本部勤務を経て、海外勤務(バンコク、大連)、日系企業の海外投資活動等を支援、退職後は、上場企業、海外合弁企業、銀行系不動産会社を経て現在はエンジニアリング商社勤務、学術財団監事。二〇一七年に連句会「解纜」に参加、同会終息のため、現在「泉声の会」所属。「銀座並木通り合唱団・団員。」 #
by genkishobou
| 2024-11-15 14:39
| 新刊情報
2024年 11月 11日
ミシェル・ビュトール
石橋正孝 監訳 福田桃子、岩下綾、小川美登里 他訳 ミシェル・ビュトール評論集 レペルトワールIV [1974] 予価:本体価格6,300円+税 予定ページ数:544頁 A5・上製 ISBN978-4-86488-312-2 C1098 刊行予定:2024年12月下旬 真に革新的なのは、新しいジャンルを生み出すこと、 諸ジャンルのあいだの均衡を攪乱することだ。 文学の優位性を否定し、断片のエクリチュールにより文学の閾を超え、諸芸術の対等性へ。ビュトール流「旅学(イテロロジー)」は、言語からイメージへ、イメージから言語へと自由に行き来しながら創作゠批評を展開する。「絵画のなかの言葉」を皮切りに、絵画の文学性、文学の絵画性を交錯させる、絢爛たる論理の一大円舞。 地域、言語、芸術の境界を攪乱し、 自らの歴史的厚みを開示するヒエログリフ のような批評が繰り広げられる評論集第四弾! 【目次】 旅とエクリチュール 絵画のなかの言葉 ヴィヨンの韻律法 ヒエログリフとサイコロ フーリエにおける女性的なもの 螺旋をなす七つの大罪 ボードレール小品(オプスクルム・ボードレリアヌム) 短編映画ロートレアモン 実験小説家エミール・ゾラと青い炎 ジルベール・ル・モーヴェの七人の女 もうひとつの七面体 百頭女の語ること 変容 陰険な者たちのパレード ちょっとした合図 モデルの深淵で 魅惑する女(ひと) 流行(モード)と現代人(モデルヌ) 臣従の誓い 私の顔について タイプライター礼賛 今日、あれこれと本をめぐって 解題 【著者略歴】ミシェル・ビュトール(Michel Butor 1926‐2016) フランスの小説家、詩人、批評家。フランス北部モン゠ザン゠バルールで生まれる。ヌーヴォー・ロマン(Nouveau Roman)の作家の旗手のひとりと目される。1956年、小説第二作『時間割』(L’emploi du temps)でフェネオン賞(le Prix Fénéon)を受賞、翌年1957年第三作目の『心変わり』(La Modification)でルノドー賞(le Prix Théophraste Renaudot)を受賞し注目を集めた(主人公に二人称代名詞「あなたは」を採用した小説作品として有名)。1960年に四作目の『段階』(Degrés)を発表後は小説作品から離れ、1962年『モビール──アメリカ合衆国再現の習作』(Mobile: Étude pour une représentation des États-Unis)を皮切りに空間詩とよばれる作品を次々と発表し始める。画家とのコラボレーション作品が数多く、書物を利用した表現の可能性を追究し続けた。文学をはじめ絵画、音楽などを論じた評論集『レペルトワール I~V』(本書、以下五巻で完結)がある。 【監訳者略歴】石橋正孝(いしばし・まさたか) 1974年、横浜生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、パリ第八大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、立教大学観光学部准教授。専門は十九世紀フランス文学(ジュール・ヴェルヌ)。著書に『大西巨人 闘争する秘密』(左右社)、『〈驚異の旅〉または出版をめぐる冒険──ジュール・ヴェルヌとピエール゠ジュール・エッツェル』、『Michel Butor : à la frontière ou l’art des passages』(共著、ディジョン大学出版局)、『あらゆる文士は娼婦である──19世紀フランスの出版人と作家たち』(共著、白水社)、『鳥たちのフランス文学』(共著、幻戯書房)など。訳書にミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』『レペルトワールII [1964]』『レペルトワールIII [1968]』(監訳、幻戯書房)、『ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクションII 地球から月へ 月を回って 上も下もなく』(インスクリプト)、レジス・メサック『「探偵小説」の考古学──セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで』(監訳、国書刊行会)がある。 【翻訳者略歴】 福田桃子(ふくだ・ももこ) 1978年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、パリ第四大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、慶應義塾大学経済学部准教授。専門は19世紀・20世紀フランス文学(マルセル・プルースト)およびフランス映画。著書に『Les femmes tutélaires dans À la recherche du temps perdu: approche intertextuelle de la figure de la servante』(オノレ・シャンピオン)、『鳥たちのフランス文学』(共編、幻戯書房)など。訳書に、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』『レペルトワールII [1964]』『レペルトワールIII [1968]』(共訳、幻戯書房)、ジェラール・マセ『フォルチュニのマント』(水声社)がある。 岩下綾(いわした・あや) 1979年、東京都生まれ。パリ第四大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、慶應義塾大学准教授。専門は16世紀フランス文学(フランソワ・ラブレー)。訳書にG・ヴィガレロ編『感情の歴史I』(共訳、藤原書店)、E・コバスト『100の神話で身につく一般教養』(共訳、白水社)、A・イズリーヌ『ダンスは国家と踊る――フランス コンテンポラリー・ダンスの系譜』(慶應義塾大学出版会)、ミシェル・ビュトール『レペルトワールII [1964]』(共訳、幻戯書房)がある。 小川美登里(おがわ・みどり) 1967年、岐阜県生まれ。カーン大学にて博士号取得。現在、筑波大学人文社会系准教授。専門は現代フランス文学。著書にLa musique dans l’œuvre littéraire de Marguerite Duras、Voix, musique, altérité: Duras, Quignard, Butor(いずれもラルマッタン社)、 パスカル・キニャールとの共著に、Le Havre-Nagasaki(エルマン社)、『ル・アーヴルから長崎へ』(水声社)。訳書に、クリスチャン・ドゥメ『三つの庵──ソロー・パティニール・芭蕉』(共訳、幻戯書房)、個人訳に『楽園のおもかげ』『静かな小舟』『落馬する人々』『謎──キニャール物語集』『いにしえの光』『秘められた生』、共訳に『さまよえる影たち』(いずれも〈パスカル・キニャール・コレクション〉、水声社)がある。 荒原邦博(あらはら・くにひろ) 1970年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ第四大学大学院博士課程DEA修了、博士(学術)。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。専門は近現代フランス文学、美術批評研究。著書に『プルースト、美術批評と横断線』(左右社)、『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』(共著、水声社)、訳書にJ・ヴェルヌ『ハテラス船長の航海と冒険』(インスクリプト)、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』『レペルトワールII [1964]』『レペルトワールIII [1968]』(共訳、幻戯書房)、マリー・ダリュセック『ここにあることの輝き──パウラ・M・ベッカーの生涯』(東京外国語大学出版会)がある。 上杉誠(うえすぎ・まこと) 1984年、東京都生まれ。東京大学人文社会系研究科欧米系文化研究専攻博士課程単位取得退学。パリ第三大学博士課程修了、博士。現在、慶應義塾大学文学部助教。専門は19世紀フランス文学(スタンダール)。訳書に、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』『レペルトワールIII [1968]』(共訳、幻戯書房)、共著書に、『フランス文学を旅する60章』(明石書店)がある。 笠間直穂子(かさま・なおこ) 1972年、宮崎県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、国学院大学文学部教授。フランス語近現代文学研究、仏日文芸翻訳。著書に『文芸翻訳入門』(共著、フィルムアート社)、『文学とアダプテーション』(共著、春風社)、『鳥たちのフランス文学』(共著、幻戯書房)など。訳書に、マリー・ンディアイ『心ふさがれて』(インスクリプト、第十五回日仏翻訳文学賞)、モーパッサン『わたしたちの心』(岩波文庫)、C・F・ラミュ『詩人の訪れ 他三篇』(〈ルリユール叢書〉、幻戯書房)、ジャン・フランソワ・ビレテール『北京での出会い もうひとりのオーレリア』(みすず書房) 、ジル・クレマン『第三風景宣言』(共和国)などがある。 倉方健作(くらかた・けんさく) 1975年、東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学後、同研究科で博士号(文学)取得。現在、九州大学言語文化研究院教授。専門はヴェルレーヌを中心とする近代詩。共著に『カリカチュアでよむ19世紀末フランス人物事典』、『あらゆる文士は娼婦である──19世紀フランスの出版人と作家たち』(以上、白水社)、訳書にポール・ヴェルレーヌ『呪われた詩人たち』(〈ルリユール叢書〉、幻戯書房)、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』『レペルトワールII [1964]』『レペルトワールIII [1968]』(共訳、幻戯書房)、ピエール・ブルデュー『知の総合をめざして 歴史学者シャルチエとの対話』(共訳、藤原書店)がある。 三枝大修(さいぐさ・ひろのぶ) 1979年、千葉県生まれ。ナント大学博士課程修了、博士(文学)。現在、成城大学経済学部教授。専門は近代フランス文学。共著に『モダニズムを俯瞰する』(中央大学出版部)、『フランス文学を旅する60章』(明石書店)、『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』(水声社)、『鳥たちのフランス文学』(幻戯書房)など。訳書にジュール・ヴェルヌ『シャーンドル・マーチャーシュ 地中海の冒険[上・下]』(〈ルリユール叢書〉、幻戯書房)、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI[1960]』『レペルトワールII[1964]』(共訳、幻戯書房)などがある。 篠原洋治(しのはら・ひろはる) 1959年、愛知県生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士過程単位取得退学。パリ第八大学博士課程DEA(哲学)取得。現在、早稲田大学政治経済学部非常勤講師。専門はシャルル・フーリエを中心とする近代思想史。共著に『近代思想のアンビバレンス』(御茶ノ水書房)、訳書にルネ・シェレール『ドゥルーズへのまなざし』(筑摩書房)がある。 田中琢三(たなか・たくぞう) 1973年、兵庫県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、パリ第四大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、お茶の水女子大学准教授。専門は近代フランス文学、比較文学。共編著に『高畑勲をよむ 文学とアニメーションの過去・現在・未来』(三弥井書店)がある。 堀容子(ほり・ようこ) 1974年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部非常勤講師。専門は現代フランス小説。訳書に、ミシェル・ビュトール『レペルトワールIII [1968]』(共訳、幻戯書房)、ジャック・ランシエール『無知な教師──知性の解放について』(共訳、法政大学出版会)がある。 三ツ堀広一郎[みつぼり・こういちろう] 1972年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門は現代フランス文学。訳書に、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』『レペルトワールII [1964]』『レペルトワールIII [1968]』(共訳、幻戯書房)、ドミニク・ラバテ『二十世紀フランス小説』(白水社)、レーモン・クノー『ルイユから遠くはなれて』(水声社)、フィリップ・ソレルス『本当の小説 回想録』(水声社)、アンドレ・ジッド『法王庁の抜け穴』(光文社)がある。 #
by genkishobou
| 2024-11-11 16:01
2024年 11月 11日
〈ルリユール叢書〉第42回配本 (61冊目)
![]() マックス・ブロート 中村寿=訳 ユダヤ人の女たち 予価:本体価格4,200円+税 予定ページ数:424頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-313-9 C0397 刊行予定:2024年12月下旬 彼女の地上的な実存は彼にとって、どこまでも取るに足らぬものでしかなくなっていた。どこかもっと高い区域、もっと純粋な区域で、彼女の心が彼の心と、透明なガラス玉のように、空間を漂っていた。この無限に柔らかな、意義深い、雲を越える永遠のたゆたい、きっとそれがほんらいの生であり、より現実の生であるはずだった。 カフカ没100年記念出版 文学の徒にして親友だったフランツ・カフカの遺言に逆らい、遺稿を守って亡命、カフカ全集を編纂して世界文学に貢献した作家・翻訳家マックス・ブロート――1910年代チェコのギムナジウムに通うドイツ系ユダヤ人青年の恋愛と蹉跌を赤裸に描く、ブロートの自伝的小説。本邦初訳。 現在われわれは、西欧の小説がユダヤ人のなんらかのグループを扱おうとし始めるや否や、たちまちユダヤ人問題の解決策までもその小説の筋以下か以上に求めたり見いだしたりする癖がある、と言っても過言ではない。『ユダヤ人の女たち』のなかでは、しかしそういう解決は示されていない。いや、想像されてさえいない。というのは、こういう問題に熱心にとり組んでいる例の人たちが、この小説においては中心から遠く離れたところに立っているからである。――フランツ・カフカ われわれが日頃関わっている人々をその雰囲気もろとも物語の形式に落としこむこと、それがブロートの並外れた芸術にほかならない。――フーゴ・ヘルマン ブロートは五十年以上前におののきながら、せまりつつある人間の脱人間化を予見していた、ジョージ・オーウェルよりもずっと先に。――ローベルト・ヴェルチュ 【著者略歴】マックス・ブロート(Max Brod 1884–1968) チェコスロヴァキア・イスラエルの文筆・音楽評論・作曲家。プラハ大学ドイツ語部門にて法学博士の学位を得たのち、郵政官吏を経て、作家・評論家生活に入る。1939年にパレスチナ移住。著書多数。最もよく知られている業績は、カフカの友人兼助言者、遺稿編集・紹介者、伝記作家としての仕事である。小説に『チェコ人の女中』、『アーノルト・ベーア――あるユダヤ人の運命』、『ティコ・ブラーエの神への道』、『ユダヤ人の王ロイベニ』 などがある。 【訳者紹介】中村寿(なかむら・ひさし) 1977年、静岡県浜松市生まれ。秋田大学教育文化学部講師。静岡大学人文学部卒、静岡大学人文社会科学研究科修士課程修了、北海道大学文学研究科博士後期課程単位修得退学、博士 (文学) 。専門はドイツ文学・ユダヤ人研究。 #
by genkishobou
| 2024-11-11 15:46
| 新刊情報
2024年 10月 08日
![]() 装幀は小沼宏之さん ![]() 〈ルリユール叢書〉第41回配本 (60冊目) エヴァン・ダーラ 木原善彦=訳 失われたスクラップブック 予価:本体価格5,200円+税 予定ページ数:584頁 四六変形・ソフト上製 ISBN978-4-86488-310-8 C0397 刊行予定:2024年11月下旬 空が海を飲み込むこの場所で、私はよろよろと時間の縫い目に向かう そこはたどり着けない場所なのだと分かるところまで、私に近寄らせてほしい このゆっくりとした落下、私の進歩は、消失と透明性――不透過性の透明性――に到達するための運動なのだと言ってほしい “ポスト・ギャディス”と目され、リチャード・パワーズが正体とも噂された、トマス・ピンチョン以上に謎めく、ポスト・ポストモダン作家エヴァン・ダーラ――“読まれざる傑作”として話題となった、ピリオドなしの、無数にして無名の語りで綴られる大長編の奇書がついに本邦初訳で登場! この処女作は、ジョゼフ・マッケルロイ(『密輸人の聖書』)とトマス・ピンチョン(『V.』)といった野心的デビュー作を思い起こさせるが、エヴァン・ダーラは比較のハードルをさらに、ウィリアム・ギャディスの『認識』の高みにまで引き上げさせる。 ――「ワシントン・ポスト」紙 実験的でありながら道徳的、破格だが感動的、ポストヒューマン的だが心底人間的な小説が可能であることをダーラは示した。記念碑的で巧妙、情緒豊かで容赦がないこの作品はすべての読者をとらえてはなさない。とてつもない偉業だ。 ――リチャード・パワーズ 【著者略歴】 エヴァン・ダーラ(Evan Dara ?– ) 本名、年齢ともに不詳。フランス在住か。1995年、デビュー作『失われたスクラップブック』が、ポストモダン作家ウィリアム・T・ヴォルマンによってFC2賞に選ばれる。ワシントンポスト紙の書評にて「ジョゼフ・マッケルロイの『密輸人の聖書』、トマス・ピンチョンの『V.』などの野心作を思い起こさせるが、エヴァン・ダーラは比較のハードルをさらに、ウィリアム・ギャディスの『認識』の高みにまで引き上げさせる」と絶賛される。その後、いくつかの雑誌や新聞で「読まれざる傑作」として話題となる。 【訳者紹介】 木原善彦(きはら・よしひこ) 1967年、鳥取県生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科修士課程・博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学大学院人文学研究科教授。専門は現代英語圏文学。著書に『実験する小説たち―物語るとは別の仕方で』(彩流社)、『アイロニーはなぜ伝わるのか?』(光文社新書)など。訳書にウィリアム・ギャディス『JR』(国書刊行会、第五回日本翻訳大賞受賞)、リチャード・パワーズ『オーバーストーリー』、アリ・スミス『両方になる』(以上、新潮社)、ベン・ラーナー『10:04』(白水社)などがある。 #
by genkishobou
| 2024-10-08 12:59
| 新刊情報
2024年 09月 20日
![]() 装画は始発ちゃん 土屋武之 鉄路の行間 文学の中の鉄道 四六判上製 予306頁 予定本体価格2500円 (税込定価)2750円(予価) 978-4-86488-309-2 C0095 2024年11月上旬刊 さあ行こう。 文豪たちが“確かな眼”で描いた列車の旅へ。 明治・大正・昭和の小説、詩、短歌、俳句より、鉄道史をめぐる記憶の旅へ。太宰治も芥川龍之介も志賀直哉も中原中也も萩原朔太郎も泉鏡花も宮沢賢治も室生犀星も江戸川乱歩も川端康成も田山花袋も石川啄木も永井荷風も夏目漱石も森鷗外も若山牧水も高浜虚子も徳富蘆花も堀辰雄も正岡子規も上林暁も、みんな乗った。 文豪たちの〝確かな眼〟 図版116点+関連略年表付 【「はじめに」より】 内田百閒や阿川弘之、宮脇俊三など、列車の旅を愛好した作家もいますが、鉄道にはそれほど詳しくなさそうな作家のさりげない表現にも、鉄道に関する著述を業としている私が作品を読めば、目を見開くような発見があります。例えば窓を開ける時、登場人物が上げたか下へ落としたかという描写だけでも、歴史を重ね改良を加えてきた、作品成立時期の客車の基本構造がわかります。作家が生きた時代の駅や列車、車両、あるいは旅そのものがいかなるものだったのか。私の脳裏に活き活きと展開されてゆくのです。 【著者略歴】 土屋武之(つちや たけゆき) 1965年大阪府生まれ。大阪大学文学部卒。『ぴあ』編集部などを経て1997年よりフリーのライター。著書に『ツウになる!鉄道の教本』(秀和システム)、『きっぷのルール ハンドブック 増補改訂版』(実業之日本社)、『旅は途中下車から 降りる駅は今日決まる、今変える』(交通新聞社)、共著に『JR私鉄全線 地図でよくわかる 鉄道大百科』(JTBパブリッシング)など。 【目次】 はじめに 文豪たちを難渋させた悪路を越えた碓氷馬車鉄道 森鷗外『みちの記』 移転する前の敦賀駅と北陸本線の延伸 泉鏡花『高野聖』 総武鉄道開業当時の乗車ルポ、切符を発売してなかった本所駅 正岡子規『総武鉄道』 鉄道先進地帯だった松山で生まれた伊予鉄道 夏目漱石『坊っちゃん』 〝国電〟黎明期、甲武鉄道の電車の構造が生んだ作品 田山花袋『少女病』 啄木の故郷の駅は渋民ではない 石川啄木『一握の砂』 錦糸町駅前で牧畜を営んだ歌人 伊藤左千夫『左千夫歌集』 東京の郊外へ〝押し寄せてきた〟京王電車 徳冨蘆花『みゝずのたはこと』 故郷を通るはずだった蔵王電気鉄道 斎藤茂吉『赤光』 志賀をはねた山手線の電車は今も残る 志賀直哉『城の崎にて』 屋根に雪を載せた列車が初めて上野駅に来た時 室生犀星「上野ステエシヨン」 「軽便」と呼ばれていた鉄道 井上靖『しろばんば』 横須賀線の二等車内 芥川龍之介『蜜柑』 時刻表に導かれ自由に旅をした文人が乗った草津軽便鉄道 若山牧水『みなかみ紀行』 岩手軽便鉄道の旧経路を表す信号機 宮沢賢治『シグナルとシグナレス』 何もなく暑かった開業直後の駅 萩原朔太郎「新前橋駅」 親不知子不知を走る北陸本線車中の奇譚 江戸川乱歩『押絵と旅する男』 車体に書かれていた謎の数字はスハフ32形のもの? 太宰治『列車』 清水トンネルを抜ける列車は電気機関車が牽引 川端康成『雪国』 山道をゆく中央東線の美しさ 堀辰雄『風立ちぬ』 思わぬ駅で心細い思いをした詩人 中原中也「桑名の駅」 活力の象徴だった越中島貨物線や城東電車 土屋文明「城東区」 短命だった京成白鬚線の廃線跡 永井荷風『濹東奇譚』 福知山線の線路を歩いて通った主人公たち 水上勉『櫻守』 月見草に埋もれた西武多摩線のガソリンカー 上林暁『花の精』 空襲の翌日、山手線は走った 吉村昭『東京の戦争』 仙台市電のヘンテコリンな決まりごと 北杜夫『どくとるマンボウ青春記』 もつれ合う多摩地区の西武鉄道の路線網と恋愛関係 大岡昇平『武蔵野夫人』 旅行代理店創業期の修学旅行専用列車 城山三郎『臨3311に乗れ』 山陽本線の難所〝瀬野八〟 阿川弘之『お早く御乗車ねがいます』 急行〈銀河〉から転落死した親友を悼む 内田百閒『東海道刈谷駅』 晩年の俳人が乗った? 身延線へ転じた32系電車 高浜虚子『身延行』 ラブコメディの舞台のモデルとなった特急〈はと〉の食堂車 獅子文六『七時間半』 トリック成立に必要だった159系電車の色 鮎川哲也『準急ながら』 夜行急行列車〈十和田〉の謎 井上ひさし『吉里吉里人』 気仙沼線全線開通日の志津川駅 宮脇俊三『時刻表2万キロ』 あとがき 関連略年表 #
by genkishobou
| 2024-09-20 09:55
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